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価格競争って、いつか来るアリ地獄

価格競争は多くの会社にとって避けられないものですが、ただ、そこは引き返せないアリ地獄です。なので、いままで以上に価格競争から抜け出すことがテーマの今の日本市場で、どう考えるべきかというお話を本日はしてみようと思います。

こんにちは。わがままブランディングの珊瑚です。

価格競争はアリ地獄

価格競争は一見、お客様にとって良いように見えますが、ほとんどの会社側から見るとけっして長く続けてはいけないアリ地獄のような危険な場所です。例えば普通の会社がそこに参加したら..

①普通にいい商品を開発したが、需要のある商品でフォロワーが真似る
 ↓
②発売当初は価格も通ったが、自社より大きいフォロワーに価格で負ける
 ↓ 
③自社商品の動きが鈍いから、さらに価格競争でフォロワーと戦う
 ↓
④結果、価格競争では赤字でしか売れず次の商品の企画にいく

この連鎖が繰り返されて最後に残ったプレーヤーは開発もスピードも再現性も力がある大手だけが残りそこでゲームが行われる。(定番コース)
例外は省いておおまかな考え方ですが、いくらやっても通常の資本力の小さな会社が戦う場所がここにはありません。

会社ならではの「ものさし」を作る

基本的に上記の試合で使われる基準(ものさし)は価格x品質のものさしです。じゃ私たちはどうするのか?

大手と違うものさし(=基準)で試合をするのです。一般的に価格、品質以外で人が消費をする基準で浮かぶのが..

①見た目の良さ(デザイン)
②人のよさ(共感)
③信頼(ブランド)
④他にないもの(独自)

あたりがすぐ出てきます。
それで、どうすればいいのか?

自分の「ものさし」で自社の価値を磨く

大手が使うものさし(一般基準)を私たちは大手にくれてやりましょう。。
わかりやすいところだけでも、上記に①②③④という4この物差し要素を出してみましたが、仮にこの4種類を自由に掛け合せて独自のモノサシを作るのです。

単純に3x4種類でも12種類、ここに同じもの掛け合わせたり、3個掛け合せたりしたらものさしは無数にできはじめます。

価格x品質という万人向けのモノサシには市場規模含めて完全に負けますが、御社独自のものさしを作りその基準で勝負する道を考えるんです。

それは、簡単に見つかるものではないし、市場だって初めは物凄く小さいかもしれません。でも、最終的にアリ地獄に向かうのなら切羽詰まって思考停止の時にやってもダメ、「いまでしょ!」の今なんです。

価値を伝える

それは最終的に御社の価値を探す道探しになっていきます。でも、それはこの成熟した日本市場では決して誤った道探しではないと確信します。(ぜったい)

これからの自社の価値を作るために

価格競争の試合から抜け出すには、会社ならではの価値基準(ものさし)を見つけ、それを続けながらどこかで御社自身と出会うことです。見た目の良さ、人との関係、信頼できる印象、他にないもの。これらをうまく組み合わせて、他の会社にはない自分だけのものさしで商品・サービスを作ってください。

ただひとつ、私は上記の文で市場は小さいかもしれないといいました。ただそれは一般論で未来なんて読めないのが人生です。

インバウンドが盛んになり、AIが進み、ネットが普及しながら海外が近くなった今、市場がボーダーレスになって大手には作れない、御社独自のものさしの商品やサービスが海外で流通して、大手はぜったいマネできない(思想的なところで)というロードマップも、個人的にはぜんぜんリアリティのある現実だとここ数年はリアルに感じているのです。

やっちゃいましょう!(いつでも一緒に戦います!)

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

わがままブランディング 珊瑚

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