かっこいいことはすぐ終わる、大事なことはかっこ悪い
ビジネスをしていると、私たちはついつい「かっこいいこと」に目を奪われます。最新のテクノロジーや斬新なアイデア、一攫千金を獲得できそうなセミナーやツール...。しかし、本当に大切なことは、地味で泥臭く、一見「かっこ悪い」ことだったりするのです。今回は、ビジネスを長く続けていく上で欠かせない、「かっこ悪いこと」の重要性について私なりの考えを書きます。
こんにちは、わがままブランディングの珊瑚です。
人間は「かっこいいこと」に弱い
私たち人間は、つい「かっこいいこと」に飛びつきがちな弱い生き物です。AI、DX、なんちゃら思考とか、聞こえの良いバズワードに惹かれたり、他社に差をつけられそうな新しい知識には、われ先にと飛びついたりと、やりはじめるとキリがありません。
しかし、特に中小零細企業の場合、「かっこいいこと」は一時的な満足感で悦に浸るだけで、長続きしないことがとても多いのです。使いこなせなかったり、一時的な成功で終わったり、担当が辞めて機能しない幽霊ツールになってしまったり...。私自身も、こういう罠に引っかかった人大会があったら、きっといい線まで行く自信あります。
大事なことはいつも「かっこ悪いこと」
一方で、「かっこ悪いこと」は誰もがやりたがらず、軽視されがちです。
泥だらけになって物を運んだり、怒られながらも地道な作業を続けたり、認めてもらうために営業の時にジュースを差し入れて何とか人間関係作ったり、物事を収める為に冤罪なのに意味不明なお客さんのところに怒られにいったり...
でも、こうした「かっこ悪いこと」を通じて出来上がった信用は、最も価値ある資産です。その無形な資産は、ビジネスを続ける限り古びることなく、一番強力な武器になります。
時代に合ったツールも必要だけど「かっこ悪いこと」を大切に
もちろん、無駄を省くために時代に即したツールを活用することはとても大切です。しかし、それ以上に「かっこ悪いことが最後は大事」というマインドを持ち続けることが重要だと私は思います。
特に、ゼロからビジネスを始める人、つまり給料をもらう側ではなく払う側の人にとって、この考え方は欠かせません。
まとめ
「大事なことはかっこ悪い」、この言葉を肝に銘じて、ビジネスに取り組んでいきましょう!
目先の「かっこいいこと」に惑わされず、地道な努力を積み重ねることが、ぜったいに長期的な成功へのロードマップです。
内容はなんであっても「かっこ悪い」と感じることこそ、たいがい価値があるのかもしれませんね。
皆さんも、この視点を大切にしながら、ビジネスを頑丈なものにして前進させていってくださいね。きっと、「かっこ悪い」を優先していったあなたは、最後に「一番かっこよく」なっているはずです。
以上、自分も仕事をしているとついついこの気持ちから逃げてしまうので、また襟元を正していきます。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました!
わがままブランディング 珊瑚