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Zotero + DeepLで英語論文の日本語訳を自動化するまでの流れ

こんにちは、Choimirai Schoolのサンミンです。

00  はじめに

今回のnoteではZoteroのPDFリーダーから英語論文の日本語訳を自動化する手順について紹介します。

01  Pre-requisite

Zoteroは既にインストールされていることを想定して進めています。

02 TL;DR

日本語訳を自動化するまでの手順はとても簡単です。

DeepLのAPIを取得
拡張機能をインストール
③翻訳サービスの設定
④PDFリーダーで翻訳したいテキストをハイライト

03  材料

日本語訳を自動化する上で必要な材料は3つです。

①Zotero
②DeepLのAPI(無料枠あり)
③Zoteroの拡張ファイル

04  DeepLのAPIを取得

日本語訳の自動化はDeepLのAPIを使って行います。APIは下記のページからアカウントを作成し取得してください。

アカウントを作成しAPIを生成しますと下記のような画面が表示されますのでAPIキーをコピーし保存しておいてください。

05  DeepL拡張機能のインストール

ZoteroのPDFを翻訳する拡張機能は下記のページからダウンロードできます。

上記のリンクをクリックしますとリリースのページが表示されます。最新バージョンの「.xpi」をクリックし、ファイルをダウンロードしてください。

ダウンロードしたファイルはTools→Add-onsからインストールできます。

Add-onsを選択しますと下記の画面が表示されますので「Install Add-on From File」から.xpiファイルを選択しますと拡張機能がインストールされます。

06  PDF Translate拡張機能の設定

拡張機能のインストールが終わりますと詳細設定(Preferences)画面に「Translate」のタブが追加されていることが確認できます。Translateタブを選択し、下記の項目を設定してください。

①Translate Engine: DeepL (Free)
②DeepL API Key: 上述したステップでコピーしたキーを入力します
③Translate From: English - United States
④Translate To: Japnese - Japan

ここまででインストールと設定は完了です。

07  拡張機能を使った翻訳を試す

使い方はとても簡単で、PDFの論文やドキュメントを開き、翻訳したいテキストをハイライトしますと左側に注釈として日本語訳が表示されます。

08  番外編

Roam Researchを利用されている方はZoteroで翻訳した箇所をnoteとしてRoamへ同期させることもできます。

09  Roamで学ぶの宣伝

Roamで学ぶ、アカデミック英語ではElicitOrgやResearch Rabbit、Zotero、Roam Researchを連携して文献管理をする方法もシェアしています。

参加されますとRoamが6ヶ月間無料(12000円相当)となる特典付きです。

10  まとめ

DeepLのAPIは月50万文字までですと無料で利用できます。Zoteroも無料で使える文献管理ツールですのでまだの方はぜひ試してみてください。


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