私が一人死ぬ。そんな天気の日

ホームに立って目の前に電車が現れるとき、いつも私が一人死ぬ。
突如現れる動体で一瞬だけ瞳の世界が止まる時、あぁまた飛べなかったと悲しみつつ安堵し、空想に描いた半透明な身体の自分だけが時の加速とともに消えてゆく。
時として攻撃的な日は、たまたま居合わせている友人関係の同級生を点字ブロックの前あたりまで押したらどんなことになるのかと人生破滅の瞬間が頭によぎる。これが一度や二度ではなくて、全員が心境を明かすことなく関わる学校空間に対する己の蓄積の顕現であるせいで自分というものを嫌にもなれないので狂気的で自己中心的であることこの上ない。
何があっても返さずに内に溜め続けてきたものを最後の最後に他人に放出するなど今更できないし、やり方すらいつの間にか忘れている。ただ液胞が核を潰しきる時を今か今かと待っている次第である。

放課後そのまま帰れる今日も習慣通りに無事帰宅できたので家族がいないこの瞬間を無駄にしないように昼寝をする。

忌々しい喧嘩声で目が覚める。ここから妹と親の仲裁がはじまる。
私の役割は決して自分の不満を出さずに正常な家庭状態を発して一刻も早くこの動作一つ一つに鈍とした音が響く空間を消すこと。
これでも恵まれていて”正常な家庭”なので夕食が出ないことは無い。一応手短に終わらせる葬式程度の夕食にはなる。
妹はさっさと部屋に籠るか動画を観始めるし、そのまま寝るのでとくには関わらない。親に反抗しているほどの余裕と幼稚さをまだもっているので一時の出来事にすぎない。
だから私は明日以降の収集が少しでも楽になるように親と会話し続けねばならない。高校生にもなって毎日のように学校のことをまるで小学生のように話さねばならないことの酷さよ。
これを保つために無理にでも学校で良き交友関係を築き、保ち続けなければならない。
関わらなくて良いところにまで手を突っ込んでくる姿は迷惑で醜いことこの上ない。そもそも私だって沢山の人と関わりつづけるのは嫌いだ。
でもそうせざるを得ない、もしくはそう思い込まざるを得ないのであと一年半は同級生に害を与え続けることだろう。
流石にこの生き方を何年もしているので慣れてくるし、少しでも相手が不快にならないように努めてきた。まだ迷惑な同級生のままか、関わりは薄いけど良い同級生に成れたのかは私には分からない。ただ少しでも近づいてきて嬉しい子になれてたらいいなって願うしかない。

はやく壊れてほしい。自分でも周り全てでも何でもいいから。

いきなり腕切りはじめたり、勉強が振るわないって理由で学校で暴れたり、飛び降りれば新生活が始まると思うけど、結局それをする気力すら消え失せてなくなった。

私に刷り込まれた人生の役割はこの家庭を維持することなので、私の中の高校卒業後はまっさらな白紙。

子供の頃は周りの同級生の世話をするほどしっかりしていた（あくまで自己評価）子は大人になったら役割を無くして自我がない人間になり果てるみたい。
このままどう生きていくのかって？大丈夫！こういう子はさっさとアル中になって死ぬか役割を求めて過労死するまで働いて、最終的にお望み通り大人になったらすぐ退場するらしいから。なってないから知らないけど。

せめて何か作品として自分を残せる、ぶつけられるものがあったらいいのに。昔からずっと妹には豊かな想像力があるけどお前には無いって言われ続けた私は見事に描きたくても何も浮かばない子に育ちましたよ！親の影響って怖いね！

熱中できる程好きなことが欲しいし、好きだから自分も創りたいってなるものが欲しいよ。

高校卒業後は自分で自由になれる時間って来るのかな。それともこんな空っぽな人間は結局相手にされないのかな。

すこしでも優しいことがあったらいいな。最後の希望だから。

でもやっぱりあと一年半も耐えられそうにないや。それとももっと中身を殺して耐えきれるのかな。

ここまで書いたことは私の思春期の気の迷いのせい？だったら自己中すぎて笑える。

残念ながらここまで読んでくれたあなたがすぐに私と現実世界で関わることはありません。あくまでネット。でもできる限り気持ちをぶつけたから嫌わずに受け入れてくれる人がいるといいな。
表現することでしか交流をもてないネットで互いに自分をぶつけた作品を送り合おうね♪それが一番の楽しみ。

私は先は見えないけど無意識に壊れるときまで歩き続けます。

自由でいたい、心が子供で育ちたい、誰かと愛をぶつけてみたい、人の温もりの中で泣いてみたい、かわいくありたい、少女でいたい、それらが許される身分で生まれたい、今を超えた未来で同じ気持ちの子供を救える存在になりたい、他人を応援できるくらい余裕をもっていたい、大好きな感性を持ったnoteの人みたいな方と関わって暮らしてみたい、、、、、、、その他いろいろ、、、、、、、、、、、、、、

でも思うのが楽でやめられないのが　死にたい。

生きていけるといいね