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2025年中日ドラゴンズ 注目ポイント5選!

こんにちは、スケです。今回は、2025年の中日ドラゴンズの個人的注目ポイントを5つに絞り、紹介していきたいと思います。3年連続最下位に沈んでいるドラゴンズ。今年こそ、Aクラス入りを目指していきたいところです。


福永裕基完全覚醒へ! ~勝負の3年目~

1つ目の注目ポイントは福永選手の完全覚醒です!1年目(2023)から1軍デビューを果たし、経験を積みました。そして、2年目(2024)に1年目の弱点を克服し、3年目を迎える福永選手が中心選手になれるかに注目しています。

福永選手は、1年目に97試合に出場し、打率.241、本塁打を2本放ち、その確かな実力の片鱗を見せました。また、前半戦は一時期3割台をキープするなど、ルーキらしからぬ活躍をしたのが印象的です。

しかし、後半戦に調子を落としてしまい、最終的に得点圏打率も.100となり、体力不足と勝負弱さという課題を残しました。

シーズン後半戦に、まさかの失速…..

そんな課題を克服すべく迎えた2年目は、111試合に出場し、打率.306、本塁打も6本放ちました。なによりも1年目に.100だった得点圏打率は.318まで向上し、スタメンに定着してから大きく調子を落とすことなくシーズンを戦い抜きました。1年目の課題を福永選手は乗り越えたのです。

2025年シーズン、着実に成長している福永選手が、中日の不動のレギュラーとなり、チームの中心人物として躍動するのか?福永選手がそんな選手になれるのかが注目ポイントの一つ目となります!

福永選手の詳しい記事は、下記記事をお読みください! 

岡林勇希2度目の最多安打へ! 

つづいて2つ目の注目ポイントは、岡林選手自身2度目の最多安打獲得です!岡林選手は、中日ドラゴンズの不動のリードオフマンです。そんな岡林選手が2度目の最多安打を受賞するのかに注目しています。

岡林選手も福永選手と同様に1年目(2020)から1軍の舞台を経験。6試合だけの出場でしたが、打率.286とこれからの活躍を期待させる結果を残しました。

また、3年目の2022年には142試合に出場し、161本の安打を積み重ね、最多安打のタイトルを獲得。その翌年の2023年も143試合に出場し、163安打を放ち、最後まで最多安打争いを繰り広げました。

そして、2度目の最多安打を期待された5年目(2024)は、オープン戦で右肩を負傷。その影響で開幕を2軍でスタートしました。1軍に上がってからもしばらく調子が上がらず、一時期は打率が1割台と低迷し、最多安打を獲るどころか不動のレギュラーから落ちるかもしれない崖っぷちに追いやられます。

オープン戦のケガが長引き、2軍スタート…

しかし、それで終わらないのが岡林選手です。シーズンが後半に入った8月。"立浪和義監督(当時)からアドバイス”をもらい、今までの構えよりもバットを後ろに引く構えに変更しました。(下記記事より引用)

そこから岡林選手の逆襲が始まります。8月の月間打率は.323、9月は.329と本来の姿を取り戻し、安打を量産しました。シーズンが終わってみれば、打率は.256まで回復しました。岡林選手の実力からすると、物足りない成績と見られてもおかしくありません。しかし、シーズン序盤につまづいたことを考えれば、「よくここまで打率を戻したな」というのが率直な感想です。

シーズン前半戦絶不調から大復活を果たす!

シーズン後半戦の復活が実を結び、3年連続(2022~2024)のシーズン100安打も達成します。それだけに留まらず、自身初のシーズン無失策を記録。3年連続(2022~2024)のゴールデングラブ賞を受賞します。

2024年シーズン序盤こそ出遅れましたが、間違いなく2025年シーズンにつなげる成績を残した岡林選手。着実に竜の頼れるリードオフマンに成長しています。2025年シーズンは、2024年シーズンに味わった悔しさを吹き飛ばす活躍を見せ、自身2度目の最多安打、欲を言えば首位打者も獲得してほしいです!

細川成也のさらなる進化! ~ホームラン王へ~

3つ目の注目ポイントは、細川選手の自身初となる本塁打王受賞です!
中日に移籍した1年目(2023)から24本の本塁打を放ち、2年目の2024年シーズンも23本のアーチを描いた細川選手。そのパワーは球界でも指折りの存在です。そんな細川選手が自身初のホームラン王に輝くことができるかに注目してほしいです!

着実に成長を続ける細川選手の3年目に注目!!

プロ野球界初の試み、現役ドラフトで中日に入団した細川選手。今でこそ批判的な意見が少なくなった現役ドラフトですが、当時は、「戦力外の押し付け合いになるのではないか?」、「大した戦力にならない」など否定的な意見が見受けられました。しかし、その声を一蹴した要因のひとつが細川選手の大活躍です。

中日に入団する前の細川選手は、横浜DeNAベイスターズに2017年から2022年の6年間在籍していました。その間に1軍で放ったホームランは、わずか6本とそのパワーを活かすことができない現状が続いていました。しかし、当時からパワーは一級品。きっかけさえつかめればと思わせる選手でした。

そして、中日に入団した細川選手は、運命的な出会いを果たします。それは和田一浩コーチ(当時)との出会いです。和田コーチの教えは、細川選手の感覚と一致し、今までの成績が嘘かのようにみるみる成長していきました。

移籍1年目はオープン戦からその打棒をアピール。140試合に出場し、打率.253、本塁打24本、78打点と一気に飛躍しました。ベイスターズに在籍していた6年間での出場が123試合であったため、1年で、今までの6年間を超える試合に出場します。これによって、現役ドラフトの批判的な意見は、賞賛の意見に変わっていきました。

2年目は、シーズンフル出場(143試合)を果たし、打率.292、本塁打23本、打点67とバッティングの確実性も身に着けました。打率、本塁打、打点はチームトップの成績を残し、2年間で中日には欠かせない存在まで成長。また、それだけでなく、プロ8年目で初のベストナインにも輝き、球界にその名を轟かせました。

3年目を迎える2025年。細川選手は、シーズン30本塁打を目標に定め、さらなる進化を目指します。2025年も2022年から参加している東北楽天ゴールデンイーグルス浅村栄斗選手との合同自主トレを行いました。浅村選手は、"「最低でも3割、30本塁打」"と細川選手にノルマを設定したようです。(下記記事より引用)

師匠である浅村選手が課したノルマを達成し、不動のレギュラーの座を確固たるものとしてほしいです。投高打低の今のプロ野球界でこのノルマを達成できるなら、おのずと本塁打王も見えてきます。
2025年シーズン細川選手がさらに進化を遂げ、自身初のホームランキングに名を連ねることができるかに注目です!

自身初の本塁打王へ!!

戦力外選手たちの逆襲! ~見せろ!雑草魂!~

4つ目の注目ポイントは、戦力外選手たちの大活躍です。
立浪監督時代(2022~2024)、様々な球団から選手を獲得しました。その効果もあり、新しい風が中日に吹き始めています。その中でも戦力外を受け、中日に入団した4人の選手がどのような活躍を見せるかに注目です!

戦力外からの逆襲に期待!!

山本泰寛選手
1人目は、ユーティリティプレイヤーの山本泰寛選手です。山本選手は、ドラフト5位(2015)で読売ジャイアンツに入団しました。4年間(2016~2019)在籍したのち、金銭トレードで阪神タイガースに入団。しかし、2023年シーズンは1軍に上がることができず、オフに戦力外通告を受けました。
そして、2024年に中日ドラゴンズにやってきました。

山本選手の魅力は、内野を全ポジション守れる守備能力です。個人的に山本選手がベンチにいてくれれば、全ての内野のポジションをカバーしてくれるので、とても心強いと思います。山本選手がバックアップ要員として、活躍してくれるのであれば、内野の誰かにアクシデントがあっても、山本選手をそこに置くことで即座に対応が可能です。また、内野全ポジションの守備固めとして、起用でき、ベンチに置く選手の幅も広げられます。

内野守備なら山本選手におまかせ!!

具体的には、バッティングに長所のある選手を多くベンチに置くことが可能になります。中日の欠点のひとつは代打要員の弱さです。起用法に問題があったのも確かですが、明らかに他球団に比べ、代打の質が弱点となっています。そこで山本選手が後ろにいることで、バッティングに自信のある選手を多くベンチに配置できます。

さらに、山本選手は、右方向のバッティングであったり、粘りのバッティングであったり、渋いバッティングが持ち味の選手なので、内野手の誰かが不調であるなら、スタメンで起用してみるのも面白いと思っています。

板山祐太郎選手
2人目は長打力が魅力のユーティリティ板山祐太郎選手です。板山選手は、山本選手と同じ2015年のドラフトで6位指名され、阪神タイガースに入団しました。阪神には、2016年から2023年の7年間在籍し、通算本塁打1本と思うような結果を残すことができませんでした。そして、2024年育成で中日と契約し、5月に支配下登録を勝ち取りました。

板山選手の魅力は、内外野守ることのできるユーティリティ性です。外野を本職としていますが、セカンド、ファーストなど、内野も堅実にこなすことができます。ユーティリティという部分では、前述の山本選手と特徴が被りますが、板山選手には、勝負強い打撃と長打があります。板山選手が躍動すれば、さらにベンチの層は厚くなり、スタメン争いも活発化していくことは間違いないでしょう。山本選手と板山選手がいれば、ドラゴンズの攻守のバラエティは、さらに広がります。

内外野守れる便利屋!!

2024年シーズン、自己最多の65試合に出場し、本塁打3本と戦力外からチャンスをつかみ取りました。守備では、様々なポジションを守り、好守備を見せ、チームに貢献しました。さらに、サヨナラ打を放つなどチームに欠かせない存在になりつつある板山選手。今まで活躍できなかった悔しさを糧に2025年シーズン大暴れしてほしいです!

上林誠知選手
3人目は、センスのあるバッティングと守備が持ち味の上林誠知選手です。上林選手は2013年ドラフト4位で福岡ソフトバンクホークスに入団。ケガに悩まされ、2023年のオフに戦力外通告を受け、初めに連絡をくれたドラゴンズに入団しました。

上林選手の魅力は、センス溢れるバッティングと強肩を兼ね備えたダイナミックな守備です。ソフトバンク時代には、2年目に1軍デビューを果たし、15試合出場で、打率.318、本塁打2本を放つなど、実力の片鱗を覗かせました。プロ初安打を記録した試合では、初安打に留まらず、逆転満塁ホームランを放つ活躍を見せるなど、スター性も抜群です。個人的には、2025年シーズン上林選手が外野のスタメンを担ってほしいと考えています。走攻守3拍子そろった上林選手がスタメンに名を連ねることができれば、新たな中日ドラゴンズが見られると考えています。

走攻守3拍子揃ったセンス抜群な上林選手!!

↓ 上林選手がスタメンであるメリットはこちらの記事で紹介しています! ↓

2024年シーズン、上林選手は、1軍で46試合に出場しました。しかし、打率.191、本塁打1本と悔しいシーズンを過ごしました。それでも、センスある打撃は健在で、2軍では、55試合に出場し、打率.279、本塁打3本、長打率.429とまずまずの成績を残しました。また、サイクルヒットも達成しています。

2025年シーズン外野のレギュラーには、岡林勇希選手、細川成也選手の二人が何事もなければ、名を連ねるでしょう。その最後の一枠に本来の姿を取り戻した上林選手が入ることで、さらにチームは成長するはずです。新たな監督を迎えて挑む2025年シーズン上林選手が中心選手となって躍動することを期待しています!

三浦瑞樹選手
最後の4人目は、コーナーを丁寧について打者を翻弄するピッチングが持ち味の三浦瑞樹選手です。三浦選手は2022年育成ドラフト4位で福岡ソフトバンクホークスに入団しました。そして、2024年7月下旬に支配下選手契約期限ギリギリで支配下登録を勝ち取ります。その年、4試合に登板し、防御率0.00とこれからの活躍が楽しみな結果を残しました。しかし、2024年のオフ、まさかの戦力外通告を受けることとなります。そして、投手不足に悩まされているドラゴンズから声がかかり、2024年オフに育成契約で入団をしました。

三浦選手の魅力は、コントロールの良さとキレのあるチェンジアップです。2024年1軍では、5試合の登板に留まりましたが、2軍では、15試合投げ、3勝3敗、防御率1.60を記録。最優秀防御率のタイトルにも輝くなど、試合を作ることのできる投手です。

ドラゴンズでは、今、深刻な先発不足に悩まされています。そこで、2軍で確かな実力を示した三浦選手がローテに入ることが期待されます。中日には、頼もしい救援陣がいるので、試合の作れる先発投手は一人でも多いに越したことはありません。

また、高い制球力を活かして、相手投手を翻弄する姿は、2024年に支配下を勝ち取った松木平優太投手と似通った部分があります。2025年シーズン育成コンビでチームの柱となる活躍を期待しています。

育成からの逆襲へ!!

2025年春季沖縄キャンプを1軍でスタートした三浦選手。このチャンスを活かし、シーズンが始まる前に支配下登録を勝ち取りたいところです。ソフトバンクでは、厚い選手層に阻まれ、出場機会に恵まれませんでしたが、その悔しさをバネに、2025年シーズン三浦瑞樹の名を球界に知らしめてほしいです!

三浦選手の詳しい記事はこちらをご覧ください! ↓

竜の未来を担え! ~ドラフト左腕コンビ~

最後に5つ目の注目ポイントは、2024年ドラフト1位、2位で獲得した金丸夢斗選手、吉田聖弥選手の両左腕の躍動です。二人の魅力について、経歴も踏まえながら紹介していきます。

金丸夢斗選手
金丸選手はMAX154キロの速球と制球力を武器とする総合力の高い左投手です。ドラフト会議にて、4球団競合の末、中日が交渉権を獲得し、ドラフト1位で入団しました。

大学時代には、1年生の秋にデビューを果たし、2年生の春に防御率1位。2年生の秋、3年生の秋には、MVPとベストナインに輝き、3年生の秋に至っては、防御率1位、最優秀投手も受賞する活躍を見せました。(4年春にベストナイン受賞)

4球団競合の逸材左腕!!

また、カーネクスト 侍ジャパンシリーズ2024 日本VS欧州では、プロ選手が選ばれる中、大学生で侍ジャパンに帯同しました。試合では、先発を任され、2回無失点、4奪三振と堂々としたピッチングを披露。その完成度はすでに一級品であることを示しました。

金丸選手の最大の魅力は、プロに見劣りすることのない総合力の高さです。MAX154キロのストレートとスライダー、カーブ、チェンジアップなど、多彩な変化球を高い制球力で投げ込んできます。なおかつその”全てが勝負球になる”と侍ジャパンの井端弘和監督も称しています。(下記記事より引用)

そんな総合力の高い金丸選手ですが、大学4年時に腰の骨座礁を患っており、少し不安要素を残しているのも事実です。2025年シーズン腰の状態と相談しながら、万全の状態で投げられるように首脳陣が大切に育ててほしいと思っています。また、けが再発防止のため、自分にあった中敷きをつくるなど、セルフケアも滞りなく行っています。

2025年春季キャンプを2軍スタートで迎える金丸選手。これは、期待されていないからではなく、焦らず着実に体づくりをしてほしいという首脳陣の思いが表れていると思います。この春季キャンプをけがすることなく過ごし、2025年シーズンにその実力を遺憾なく発揮してほしいです!

吉田聖弥投手
吉田選手は、MAX152キロのストレートと精度の高いチェンジアップを操る左投手です。ドラフト2位で、西濃運輸から中日ドラゴンズへ入団しました。

社会人野球時代には、1年目から公式戦に出場。2024年の都市対抗予選では、27回を投げ、防御率0.00を記録し、チームの本選出場に大きく貢献しました。本大会では、18回と1/3を投げ、投球回を上回る21個の三振を奪い、奪三振能力の高さを示しました。

期待の即戦力ルーキー左腕!!

吉田選手の魅力は、緩急を活かした投球術です。吉田選手は、カーブ、チェンジアップなどの変化球を投げます。特にチェンジアップの精度は高く、打者のタイミングを外して翻弄します。本人もチェンジアップには自信を持っており、”チェンジアップだけで3球種くらいあると思っている”と本人も認める一番の決め球です。(下記記事より引用)

2025年春季キャンプでは、1軍スタートを切った吉田選手。それだけ首脳陣からの評価が高いのが伺えますが、金丸選手同様、焦らずにじっくりと調整をし、けがすることなくキャンプを終えてほしいです。そして、開幕戦から先発ローテの一角としてチームの勝利に貢献する姿を期待しています!

二人に期待される役割とは?
2025年先発ローテの一角であった小笠原慎之介投手が、ポスティングシステムを利用して、ワシントン・ナショナルズと契約を交わしました。イニング数を稼ぎ、長期離脱をしなかった小笠原選手がチームから離れることは、ドラゴンズにとって大きな痛手です。その空いてしまった穴を金丸選手と吉田選手が埋めるような活躍が期待されています。

小笠原選手がメジャーリーガーに!!

また、先発が不足しているドラゴンズですが、特に左腕が不足しています。2024年シーズン小笠原選手以外の先発左腕は、大野雄大選手、松葉貴大選手で、ローテの谷間に投げる起用法がほとんどでした。それ以外の先発左腕が台頭していないのが現状です。しかし、両投手とも年齢を考慮すると、1年間先発投手として回ってもらうことが難しいと考えられます。だからこそ、金丸選手と吉田選手が、新しい中日を代表する先発左腕に成長することを期待しています!

最後に ~2025年中日ドラゴンズに期待!~

今回、2025年シーズン中日ドラゴンズの個人的な注目ポイントを5選紹介しました。三年連続最下位に沈んでいるドラゴンズですが、今年こそはAクラス入りを果たし、なんとしても優勝争いに加わってほしいと思っています。そのためには、今回注目した選手たちは、もちろん、チーム全体の底上げが必要となります。井上監督に代わって迎える2025年シーズン。今までに見たことのないドラゴンズが見られることを願っています。皆さんも自分の注目ポイントを探して、2025年のドラゴンズの戦いを楽しみましょう!


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