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雲南日本商工会通信2020年3月号「編集後記」

 春節休暇のために東京の実家に戻ってから1カ月半が経ちました。これまでは帰省しても数週間の滞在だったので、家を顧みることなく毎日のように友人と遊んでいましたが、滞在が長くなると実家で過ごす日が増えます。
 自然に、(ぎこちなくも)老母とよく話をするようになりました。新型コロナウイルスがつなげた親子の絆というわけです。ただ、話題の多くが新型コロナウイルスというのが味気ないところ。
 ちなみに、実家で最も感染リスクが高いのは、出歩くことの多い私です。一方、最も重篤リスクが高いのは80を過ぎた老母となります。私が加害者になるのはまっぴらなので、感染を防ぐための配慮をなるべくするようになりました。
 そんなこともあり、老母だけでなく私も「鳥羽慎一モーニングショー」とか「大下容子ワイド!スクランブル」を別の部屋でよく見ます。「鳥羽慎一モーニングショー」では、相次ぐ政府の対応のまずさに対し、コメンテーターの玉川徹さんが「わけ分かんない!」と連呼するので、ちょっとイラっとします。「大下容子ワイド!スクランブル」では、デーブ・スペクターさんが意外にも冷静なコメントをして好感度が高まります。
 夕食の席などで、
 「玉川うざいな」
 「あら、玉川さんはいい人よ。現場に行ってちゃんと調査したり」
 「そうかな」
 「『そもそも総研』とか面白いの」
 「ふーん」
などといった会話をしながら、日々が過ぎていくのでした。

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