雲南日本商工会通信2020年8月号「編集後記」
春節休暇のために東京の実家に戻ってから半年が過ぎました。想定以上にコロナショックが長引き、昆明に戻るメドすら立ちません。。
半年経過を機に、私のコロナ期間をあらためて振り返ってみたいと思います。悪かったことを挙げるときりがないので、良かったことについて採り上げてみます。
老母と一緒にいることで親孝行した(気になれた)のは良かったことですが、もっと小さな話で良かったことといえば、美男美女が増えたように思えたことです。北海道知事に代表されるように、マスクをしていると好印象な人が増えます。私がよく行くルノアールのウエイトレスも美女ばかりに感じ、日常生活が潤いました。
あるいは、自堕落生活が称賛されるのも良かったことです。東京に住んでいると、何かこう、急き立てられるような気がして、活発に動かないと罪悪感が高まります。ところが今は、『中退アフロ田中』さながら家でゴロゴロしているだけなのに、「一緒にがんばりましょう」などとテレビで励まされるし、老母も機嫌が良くなります。
ほかにも、リモートでもなんとなく仕事ができるようになったことが挙げられます。仕事内容によっては、リアルよりリモートの方が楽チンなケースは少なくありません。やむを得ずとはいえ、多くの人がリモートワークに前向きになったおかげです。
最も良かったと思うのは、読書がたくさんできたことです。以前から読みたかった本に加え、新たに読みたくなった本も読むことができました。こんなに本を読んだのは学生時代以来です。コロナ期間が私を再教育してくれました。
……と、無理やりにでも良かった面を探すとストレスや不満が軽減する(気になる)ので、皆様も一度試してみてはいかがでしょうか。