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雲南日本商工会通信2018年1月号「会長の挨拶」
『会長の西澤です。皆様新年あけましておめでとうございます。2018年戌年がスタートしました。雲南日本商工会がスタートしたのは2006年戌年でした。開始当初、故葵会長および当時副会長であり、その後意思を引き継いだ宮本会長が本商工会に対する皆さんの想いをまとめ上げ、様々な目標を軸に会員一丸となって本商工会の発展と歴史を築いてきたゆえに現在の商工会が存在することを再認識すべき年であると考えます。
戌年とは消滅を意味する滅、発展を意味する茂の語源から成っており、“良いことはより良く。悪いことはより悪くなる。”という傾向にあり、世界的にも政権の交代や大量の殺戮、今までにない商品の発売等々、大きな時代の転換期になりやすい年だとも言われています。良い一年にするために、常に前向きに、新しい目標に向かって努力することを、できることはしておくことを心がけて行きましょう。』
前々回の通信から土下氏に“雲南日本商工会沿革史”を綴っていただいております。中でも故葵会長の毎回の挨拶文が非常に印象深く、今回の挨拶の出だしは“葵風”に書かせていただきました。
2006年の発足当時から商工会の会員の顔ぶれも随分と変化があり、本来は発足当初の様子を最近会員になられた皆様に知っていただこうという目的で土下氏に掲載を依頼した経緯がありましたが、実際に読んでみると私自身もいろいろと初めて知ることや再認識させられる非常に興味深い沿革史になっており、商工会の意義について改めて考えさせられる良い機会となりました。
2006年から2007年にかけての沿革の中で、<会員相互の発展に資する>という目的や<社会的貢献のできる方向>にも目を向ける反面、企業や個人のメリットが無いという一部の意見に対し<“素交”により自身を鍛える場、“卑俗”を忘れる場として解釈していただける“優しさ”があればありがたい>とも謳っていました。
開始当時は世界の生産国中国として台頭していた時代でもあり、日本企業も増加していくだろうという期待も込めて立ち上げた商工会。わずか10年ちょっとの間に生産国から市場国へと移行し始め、増加どころか撤退を余儀なくされる企業が今後出てくる可能性もあり、商工会本来の目的や今後の目標を“優しさ”を持ってもう一度見詰め直し、戌年を良い年にするように、今年も皆様と共に歩んでいければと思っています。
皆様にとっても今年が良い年となりますように。
本年もどうかよろしくお願いいたします。