雲南日本商工会通信2019年2月号「会長の挨拶」
朝から乾燥で日本全国がカラカラ状態というニュースをどの番組でもやっており、今日は低気圧の接近ということで雨か場合によっては雪が降るかもしれないと何故か盛り上がりを見せていた。東京では16日間雨が降っていないということで湿度が低い状態が続いており、街中のインタビューでは何でもいいから降って欲しいという声だけを強調して放送していた。
夕方5時頃から関東でも雨が降り始め、帰って夜7時のニュースを見ると関東近辺のあちこちで雨が降る映像を放送しており、ただ少し雨が降っただけの映像を各地から中継しているこれがニュース?……と少々不思議な感じにさせられた。去年はさんざん雨に祟られ、“災”が去年の語になったことを既に皆忘れてしまったのだろうかと。
ただ最近の天気予報は時間も場所もピンポイントで、例えば帰宅する夜8時前後からは雪になる可能性があるので早めに帰宅するか、それなりの準備を怠らないようニュースでひっきりなしに伝えており、駅周辺の中継ではちゃんと傘を持ったり滑りにくい靴を履くなど、日本人の危機回避能力は高いななどと感心したりもする。
ということでこの春節の時期にはいつも新年の挨拶がてら各お客さんを回るために帰国するのが恒例となっており、今年の冬は比較的暖かくて過ごしやすい昆明から一番寒い時期の日本に帰ったとたんに雪がどうのというタイミングに出くわしたが、結果は少しだけ雨がちらついただけで雪が積もるようなことはなかった。久しぶりに東京の雪を見てみたかった気もするが……。
今回日本に帰ってまずしなければならなかったのが運転免許証の更新。帰国のタイミングでやらなければならないので忘れたら大変、中国のみならず日本でも運転できなくなることは自分にとっては一大事なので帰国日程が決まってすぐに手帳に赤字で大きく記してあった。誕生日は1月半ばだが、数年前に有効期間が誕生日の1か月後に延びたのは海外に駐在している者にとっては非常に有効である。
自分は海外に10年以上駐在しており、帰国の折に運転する機会は年間合計でせいぜい20日間程度のため普通で考えればゴールド免許、5年に1度の最寄りの警察署での更新で済む。ところがそんな少ない機会でも2年に一度はおまわりさんに捕獲されてしまう自分の運転をそろそろいい歳なので改めなければならないのだが、前回も今回も3年更新、しかも車で1時間以上かけて免許センターへ出向いて2時間のシンドイ講習を受けてやっと免許証が貰えるのである。
まあ中国での5年の取り消し処分を考えればたかだか半日で済むのだからありがたいと、そんなときだけはプラス思考。ところが貰った免許証を見てびっくり……。
有効期限:平成34年2月14日
現時点であるはずのない日付を堂々と記すこの国のお役人は……。言葉がありませんでした。