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小説

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こちらは私の浮かんだビジョンを落とし込みたい時に創るフィクション小説です。更新は思いついたが吉日の時。音楽とリンクしているので、ぜひ聴きながらお楽しみください。
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#恋愛小説が好き

続・実話

「なあ、愛って何だったら正解だと思う。」 「何を見てんの君は、またさぁ」 いー。面倒くさ…

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Blue Rose.

雨が止んだら、もう一度来てくれる…?太陽が森に隠れる前に。  「そう言われて、こんな辺鄙…

9

History Maker.

ひっくり返した二つの砂時計が刻む異なる2秒。“絶対に”埋まらない2秒の隙間。僕達は別の生き…

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Pale Blue.

ブルー、桃色、ミルク色の雲、朝焼けの空、一人だけの砂浜、海、波、まばたき。  朝方、薔薇…

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フローライト

『出来ない!』   とは、実際に叫んでいない、と思う。私の挙動は、今、だいぶ怪しいはずだ…

10

ゆめくいしょうじょ

 余りに残酷で、この世に神様はいるんだと思っていた僕が間違っていたのか。そんな事、親にも…

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rooftop.

ギィィィイン! 斬撃に似た確かな劈き(つんざき)が、僕を眠りから一瞬で覚醒させた。ギュッと目を瞑って、また開ける。部屋だ。何だ、今のすごい音、夢?どこかが痛い気がする…!  ベッドで胎児みたいに丸まったまま、痺れた(寝相が悪かったのだろうか)右手を直視する。手のひらが小刻みに震えていた。はぁ、はぁ…と速る息を少しでも整えたくて、ごろん、としばらく仰向けに転がっていた。本当に鋭い何かに斬られた気がして、鼓動はなかなか収まってくれなかった。  最低な寝起きだな。サイドテーブル

天体観測

 僕は今、大変困っているし、イライラもしている。さっきからずっと同じ姿勢でいるもんだから…

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