花壇にチューリップと、ポンポコおやじ。
物心がついた頃から、家のガレージの上にコンクリートで作られた花壇には毎年チューリップが咲いていました。
その頃から自然と花が好きになり、今よく思う頃は、母親が花を好きじゃなかったら興味が湧かなかったのかな、、とか。花をプレゼントしたら喜んでくれたから花屋になったのかな、、とか、、
無事に出産できたらもうすぐ親になる今、子供の頃の環境や見た景色や感じた事が未来に繋がるんだろうなと、、
好奇心旺盛なのは多分父親譲り。悲しい事に、父が亡くなってからカスミ草みたいな小さな白い花が好きだった事を母親から聞いた事。家の近くに生えていたハルジオンという雑草と呼ばれてしまう種類の花を摘んで花束にして母にプレゼントしたそうで、、
ポンポコおやじ、姉妹でよくそう呼んでいて、あれ、自分だけやったかな、、ポンポコとはイメージ通り、たぬきのようなお腹の持ち主。舌をぺろっと上唇に出す癖もよく真似してて、「わしゃ中卒で社長になった（えっへん）」が口癖のバブルの時代を生き抜いた、いつもふんぞり返っているような、、そんな父親。ちなみにパンチパーマ。
そんなポンポコおやじが、、花を摘みとるなんて、、見かけより、ずっと繊細で、優しい人だった。
結局、両親共に植物が好きなんだと。
あ、ポンポコおやじは苔も好きだったな、、
花屋になるきっかけは、身近な、家族から生まれた事からでした。
四季を感じさせてくれ、限りのある時間の尊さを教えてくれる、そんな花が私が好き。
Instagram fs.sandra