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週2勤務という働き方 週2日の派遣生活で体感したポイント
家計の足しに、社会復帰のリハビリに、セミリタイア生活に。働き方の多様化によって「週2日だけオフィスワークをしたい」という人は増えていると思います。
しかし、社会人になって週2日だけの出社でいいという環境は、なかなか希少です。
今回は「週2日だけ派遣で働く」という生活を試した筆者の体験談をお伝えします。実際に体験しないと気付けない問題点など、週2回だけ働く生活で気をつけるべきポイントをまとめたので、参考にしてみてください。
仕事に慣れるまで3ヶ月はかかる
週2日の勤務生活では、仕事に慣れるまで3ヶ月はかかります。「3ヶ月もかかるなんて無能かよ」と思うかもしれません。しかし、日数で換算してみると、さほど時間がかかっているわけではないんです。
週5日勤務の場合、一ヶ月の出勤日数は平均21日前後になります。対して週2日勤務だと、一ヶ月の出勤日数は平均8日前後。つまり3ヶ月で、ようやく週5日勤務の一ヶ月分に届くのです。
ただ実際、出勤日数以上に「週2日だけ働く生活」は、仕事が身につかないのも事実です。週2日だけしか働いていないということは、残りの週5日を家事や趣味などに費やしており、そちらが生活の軸になっているはずです。片手間の仕事など、なかなか身につかないのが道理でしょう。
仕事に慣れるまで時間がかかることにより、現実的な問題が2つ生じます。
まず「体感的になかなか仕事に慣れない自分」です。実際に働いている日数・時間が少ないのだから当然ではありますが、「どうして3ヶ月も経ってるのに、なかなか仕事を覚えられないのだろう」と不安を感じる人も多いはずです。
もうひとつの問題はやや深刻で、周りの同僚が「どうして3ヶ月も経ってるのに、この人は仕事を覚えないのだろう」と感じる可能性があることです。
とくに派遣契約の場合、職場の管理者に「こいつは仕事の覚えが悪い」と思われていると、契約を打ち切られてしまう可能性があります。
「仕事に慣れるまで3ヶ月はかかる」問題は、自身だけでなく職場の上長などとも共有する必要があるでしょう。
同僚との関係性は「モブキャラ」以上にならない
週2日勤務の大きな特徴として、職場での人間関係が「モブキャラ」留まりになることが挙げられます。
単純に週2日しか出社しないわけですから、同僚の名前と顔を覚えるのも一苦労です。私事ですが、筆者は半年以上も在籍した部署で、ほとんどの同僚の名前と顔を一致させないまま退職しました。
これは私のコミュ障ばかりが問題ではなく、同僚側も「まあ派遣だし」という距離感で接してくるのも大きかったです。
ただしこれは、人によっては素晴らしいメリットにもなります。会社での飲み会やレクリエーションを憎むタイプにとっては、非常に居心地が良い職場環境となります。同僚とは必要以上の会話をしなくて済みますし、飲み会などに誘われても遠慮なく断ることができます。
一方で、雑談で気晴らしをするタイプにとっては、厳しい環境となりるでしょう。とくに週2日の派遣社員は、単調な業務を任されやすいという特徴があります。黙々と作業を続けることができない人には、かなりの苦痛でしょう。
周囲とも打ち解けて仕事をしたいのであれば、入社直後から積極的に同僚へ話しかけましょう。なかには、社内の政治と無縁な存在だからこそ気軽に話しかけてくる人もいますので、雑談くらいは普通にできるはずです。
出勤後にやることが多い
週2日勤務の面倒なところは、出勤するたびに「仕事を始めるまでの準備」にかなりの時間を取られることです。
当然ながら会社では、自分が出社していないあいだも業務(プロジェクト)が進行しています。出勤のたびにまずは、これらの進捗状況に追いつかなくてはいけません。
休暇や病気で数日休んだあと、書類が机の上に溜まっていた……という経験が一度はあると思いますが、あれが出社するたび起こると思えばわかりやすいでしょう。
とくに今どきの会社は、スラックやチャットワークなどのコミュニケーションツールを活用していますが、これが非常に邪魔くさい。出社すると「未読」の数字がとんでもないことになっており、しかもその大半が読む必要がない解決済の問題や雑談です。こうしたチャットを無視しつつ、必要な情報だけを汲み取るスキルが必要となります。
責任のない仕事がしたいなら週2日勤務を!
基本的に週2日しか出勤しない存在に対して、重要な案件が任せられることはありません。おおよそは「その日のうちに終わる作業」が中心なので、「責任のない仕事がしたい」という人にはピッタリな働き方といえます。
筆者も相当な社会不適合者だが、週2日くらいであれば会社務めも我慢できるというもの。
単純な作業には早々に飽きが来ますが、労働者派遣法によって派遣社員の受け入れ上限は3年と定められています。「いつまでも続く仕事ではない」と考えれば、割り切って乗り越えられるはずです。
一方で、単調な仕事が苦手というタイプは要検討です。
筆者は「ライター・編集」というクリエイティブ系寄りの週2日派遣に従事しましたが、任せられるのは基本的に雑務です。「クリエイティブ職なら、週2日勤務でもおもしろい仕事ができるだろう」なんて思わないほうが身のためです。河原で石を積むような作業でも、週2日で生活費を得られるなら良いという割り切りを持ちましょう。
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