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【エムオーイって呼んで場違いに感じる時】

ベトナムでは店員さんを呼ぶときは「エム・オーイ」と呼ぶ、
と教えてもらった方も多いかと思います。

日本語なら「すみませーん」、英語なら「Excuse me」です。

レタントンに角打ち【日本酒で乾杯!】があった頃、店にアルバイトで入ってくれていた日本人女性が
「『エムオーイ』と呼んで、私が日本人って気が付いて『す、すみません、』って、態度を変える日本人のお客様が嫌」
と話していました。
「エムオーイ!」と横柄な呼び方に、どこかベトナム人を下に見ているように感じたというのですね。

日本でも店員さんに横柄な態度を取る人は、人間性を疑われますが。
彼女の場合、店員が日本人と気が付いた途端、態度を変えたというのですから、彼女の言う通りなのかも知れません。

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私が【蔵 KURA】Kaku-Uchi&SAKE Shopの庭で、水やりをしていると、
角打ち側の入り口から入って来たお客様が「エム・オーイ」と呼んでいます。
呼んでいるのは若いベトナム人女性です。

ベトナムの方が呼んでも横柄に聞こえてしまうので、この女性の場合は単純にお客様対店員の図式が↓↓↓↓↓なのでしょう。

それに、私を呼ぶなら確実に「チーオーイ」です(年齢が私の方が上なので)。
暗くて「エム」に見えたのかしら?ムフフ。

「お待たせいたしました」

とお詫びしながらカウンターに入って対面すると、お客様は上司らしき日本人男性と通訳か秘書のベトナム人女性でした。

取引先への手土産に日本酒を購入したいとのことでした。
いくつか試飲していただいてからご購入いただいたのですが、その間、私と日本人男性のお客様だけとのやり取りで。
せっかく通訳で連れて来たベトナム人女性は蚊帳の外。
毎日朝から晩まで、会社ではベトナム語か英語、通訳がいたとしてもいまいち痒いところに手が届かないような日本語で。
流暢に日本語が話せる場所に来るとホッとされて、立て板に水状態で会話を楽しまれる方は多いです。

さて日本酒の銘柄も決まりお値段を伝えると、その通訳の女性が、ボトルに掛かっている「120K」と大きく書かれたタグをつまんで
「値段が違う!」
「私の出番よ!私を連れて来て良かったでしょう」と言わんばかりです。

「これはグラス1杯の値段です。ボトル1本の値段はこちらです」

「タグと値段が違うのはなぜですか?」と尋ねることもなく、いきなり「ぼったくり」の嫌疑を掛けられて、私も心外です。
だいたい、日本酒のボトル1本が120K(≒720円)で買えるわけがありません。

「桁が違いますよね」

出鼻をくじかれて、彼女は黙ってしまいました。

お勘定をして、商品を包んでいる間、日本人男性がむくれている女性に
「何か美味しいもの、食べに行こうか」
と猫なで声で機嫌を取っています。
「………うん」
そこは、タメ口かいっ!w

ベトナムあるあるなお話ですが…「エムオーイ」のネタだけで。
長々と書いてしまいましたw

※当店では、10mlの試飲(無料)あるいは60mlの試飲(有料)をしてから、日本酒をご購入していただくことができます。

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