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焼きリンゴそのあとに
実用
子育ての風景
「きみの話を聞かせてくれよ」村上雅郁 作 カシワイ絵
に出ていた「タルトタタン」というお菓子の名前に惹かれて調べたら
固いタルトに焼いたリンゴが載っているのじゃなくて!
要するにパンケーキ+焼きリンゴ+カラメルというもので
ということはかなり甘いということがわかった。
甘いものは苦手なのでさてどうしよっかと考えて
久々に素の焼きリンゴにしようかと。
私の焼きリンゴは砂糖なしで
フライパンにバターを入れてリンゴを焼く
というだけの、いたってシンプルなものだ。
それでも紅玉独特の酸味と旨みが濃縮された他にはない食べ物である。
さて16の切片にしたリンゴをフライパンでバタ焼きにして
出来上がった焼きリンゴを取り出したフライパンには
半分焦げたバターとリンゴの煮詰まった汁が残っている。
フライパンをそのままに
焼きリンゴを紅茶と一緒に美味しく3切れだけ食べて
さてこのフライパンをどうしよっかと思っていると夫から
「このフライパンで肉とか焼いたら美味しいのではないか?」
と同じような提案があったので
それならばと晩御飯に
買ってあったトリむね肉に塩コショウをして少し置いて
焼く直前に片栗粉と小麦粉を振ってリンゴを焼いたフライパンに入れた。
肉全体にいい感じに焦げ目がついたところで火を止めて
(生焼けでも野菜のスープに入れて煮るので大丈夫)
(っていうか、ここでしっかり焼くと固くなりすぎる)
トリ手羽で取ったスープを冷凍したのがあったので
それでハクサイやニンジンや干しシイタケを煮て
そこに焼いた肉をフライパンから取り出して入れて
最後にフライパンにスープを少々入れて
こびりついていたトリの脂やバターを溶かしてさらってナベに入れる。
トリ肉も野菜もナカナカに美味しかったし
なにより無駄なく料理に使えたことが良かった。
そしてよくあることだが
食べ終わってから写真を撮るのを忘れていたと気が付いたw
![](https://assets.st-note.com/img/1732403554-IKZjbFl4d8RLYzAQkVme7MoG.jpg?width=1200)
子どもの頃母が張り切って何度か蓋つきの分厚いナベで焼きリンゴを作っていた。
リンゴの芯をくりぬき器でくりぬくのを手伝ったが下まで通してしまった。
ホントはリンゴの芯をくりぬいた穴にバターと砂糖を入れるので
下まで貫通していては焼くとバターが流れ出してしまうのである。
きっと何かでリンゴのお尻の穴にフタをしていたのだろうと。
焼いているときの匂いは美味しそうだったが
何だかもにょもにょしていて子どもの自分には好きではない味であった。