草取りの思ひ出
コミュニケーション
勉強
昔々さる高齢者から庭の草取りを頼まれたことがありましてな。
都合のいい日にちをやり取りした結果、私が忙しかったこともあって
その人が病院へ行って留守の間に・私が柵を乗り越えてw
庭に入って作業するこになった。
実はそれ以前にその庭で雑草が林立していたのを見ていたので
そのつもりで当日行ってみたらば
林立していたエゾヨモギやアカザやヒメジョオン等々が倒れていて
タンポポなどの這いつくばる系の雑草だけが地面にしがみついていた。
なんと背の高い雑草だけ地面すれすれのところで切られていたのである!
ははあ、どうやら私に草取りを頼んだもののどうにも気が引けて
自分も何かしないと、と思ったのだろうな。
後から聞けば、せめてできることをと花バサミで根元から切ったとのこと。
雑草は根こそぎ引き抜く方がやりやすくてラクだし
そうした方が後々生えてきにくいことを伝えたが
だけどねえ、やっぱりねえ
というワケで、気持ちというモノは面倒なモノなのである。
くっ、余計なことを!!(心の声
草取りというモノをほとんどやったことが無い人の感覚である。
当日は根元から引き抜こうにも残った部分が1㎝で「つまむ」しか出来ず
要するにつかんで引っこ抜く、が出来ないので
1本1本、片手鍬で根元を掘り取らなくてはならなくて-
むしろタンポポのような這いつくばり系の方が
葉を根元から束ねた状態で引っぱりながら掘って
そうやって抜いたので楽だったのである。
で、草取りをしていて気が付いたのが
薄い砂利層の下に白い不織布のような防草シートがあったこと。
雑草はそのシートを突き抜けて伸び伸びと成長していたのである。
その依頼してきた高齢者はデスクワークしかやってこなかった人で
草とか虫とかは全くの苦手で触れなかったので
庭に草が生えないようにと以前の住人が植えた花などは全部処分して
砂利を敷いていた・までは知っていたが防草シートは知らなかった。
ただ、思えばその当時の防草シートはよわよわだったのだろう
雑草に負けていたのである。
っていうか、業者が庭の草を根絶せずに雑草シートを敷いたのだろうなあ。
要するに
雑草の知識が無い・草取りをしたことがない人が
いいかげんな業者に依頼してしまったワケで
これはまるで昨今の
行政が業者にワケワカランまま発注して失敗するようなハナシですな。