除雪作業のむなしさ
雪は「はかない」ものではなく
「むなしい」ものである
というのが北国の住人である自分個人の感想。
雪の圧倒的な存在感はむなしいどころではないのだが
冬の間雪が降っては重い思いをして運んでどけるのだが
その大量の雪は春になれば消えて無くなってしまうのだ。
ほっとけば無くなるモノでも
そのときは片付けねばならぬ。
これがむなしくなくて何がむなしいのであろうか(反語的用法)
除雪作業は何かを作る仕事ではない。
仕事が後に残らない、要するに
除雪とは、地味だが大変な維持管理の仕事である。
簡単に言えば、除雪作業とは外の掃除で
しかもこれ「ホコリじゃ死なない」と無視できるものでもなく
雪での死亡事故は残念ながら毎年起きる。
屋根からの落雪や雪下ろしの最中に転落
あるいはストーブや車の排気管が雪でふさがれて、ということも。
にもかかわらず、雪は春になればとけて無くなる。
そういうワケで
除雪作業は無くてはならないものなのに
地味だ。
地味なお仕事をしているみなさま!
お仕事お疲れ様です!
札幌の降雪量はおよそ6mで
積雪量はおよそ1m。
こんなに違うのは、降ってはとけるのと自重で圧縮されるから。
札幌では4か月間雪との付き合いが続く。
あとちょっと
もうすこし
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?