見出し画像

大変なお土産

これまでの人生でずいぶんとお土産をいただいた。
遊びに行った先や法事で実家に帰った時等々。
お土産というモノはナカナカに難しいもので
何とかして何かを持たせてやらなくてはと
用意してあった箱入りの海苔やらお菓子やら珈琲やらの他に
冷蔵庫やら台所やら戸棚やらを一生懸命にごそごそとひっくり返して
手のついた袋菓子だのジャガイモ(1個w)だの
箱で買ったビール、じゃなくてそのおまけのメモ帳だの
しょうのないモノも持たされることが少なくなかった。
だがしかし
その持たされるお土産で過去最凶に思い出深かったものがある。
それは

半割のスイカ

小玉スイカではなく
普通の大きなスイカを半分に切ったのを冷蔵庫から出してきて
「はい、持ってって」
「ウチじゃ食べきれないの」
「子どもたちもいるし、若いから食べられるでしょ?」
いや、あの、これは、ちょっと(汗)
これから小学生と幼稚園児を連れて電車と地下鉄とバスを乗り継いで
「いいからいいから」
「ああ、よかった、おいしいから」と
“どしっ”と持たされてしまった。。。
幼稚園児はしっかり手をつかんでいないとどこへ飛んでいくかわからないし
スーパーの袋に入ったスイカを片手でひっくり返さないようにぶら下げて
切符を買ったり整理券を取ったり改札箱に入れたり改札機に入れたり家に帰りついたときにはもう腕はしびれているしグダグダに疲れ果ててもう何をする気力もなくなっていた。

それにしても
ナンでお土産に半割スイカを持たせるなんて考えられたのだろか?
夏になるたび思い出す。
もしかして
嫌われていた?(震