見出し画像

日没のかんそく

勉強
子育ての風景

子どもが小学生のとき
冬休みの自由研究に親の自分がハマってしまったことがある。

アパートが南西を向いていたので
冬になるとベランダの正面に夕日が落ちる。

冬休みは丁度冬至を過ぎた頃からなので
太陽が沈む場所がずれていくのを観測して
記録できるのではと(親は)思ったのだ。(笑)

さて、どうやって観測して記録しようか。
おお、稲庭うどんの木箱があるではないか♪
これをひっくり返してA4の紙を貼ろう。

この紙には大きな地図と、見えている山を合わせて方向を記入した。

この観測用紙の手前に待ち針を刺しておいて
手前から見て、この待ち針の頭と沈む夕日とが重なるように
観測用紙の向こう端に別の待ち針を立ててマークする。
そうすればわが家からの夕日が沈む見かけの場所が記録できるはずだ。

で、実際は

北国の冬は曇りがちで、夕方なかなか太陽が見えなかったり
夕日が沈む時間に子どもが遊びから戻ってこない。(涙)
「そろそろ日没だから、早く帰らないと観測できないよー!」
と叫ぶ親の心、子知らず…

まあ、それでも何日かおきに観測できた。
冬至の頃は陽が落ちる場所と時刻があまりずれなくて
それから何日かすると明らかにずれていくのと
大体1日に1分ずつ日が長くなることがわかった。

先生の評価は…思ったより感動してくれなかったが(泣)

この稲庭うどんの「観測器」は「私の」大事な宝物になっている。