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一方的な水やり

コミュニケーション

朝方まで雨が降っていたので水やりはいいかな、と思っていたのだが
朝顔の葉を見ると

しなしなの葉

しなしなと水不足の風情があって
あれ、これは土が乾いている?と覗いてみると

雨の後なのに乾いていた!

ので、すぐに水をやった。
他のプランターや鉢はしっかり湿っていたのになあ。
これは、アサガオのプランターが軒下にあって
しかも葉が表を向いて繁っているので雨が根元にかからないからだろう。
ついでに、根が顔を出していたので土を足しておいた。
もし
ナンだか葉っぱがしなしなしているなあ、と思っても
雨が降ったのだから土は充分に湿っているはず。
水のやりすぎはイケナイから、水やりしなくてヨシ!
と思い込んでいたら
アサガオには大ダメージだったかもなー、と。
そこで思い出したのが
昔々、レストランでアルバイトをしていた時
開店前の準備をしていると色々な業者が色々なモノを持ってきた。
食材はもちろん、氷だとかおしぼりだとか
そのほかに、園芸店の人も来ていた。
店内のあちこちに置いてある観葉植物の水やりに来るのだが
これって肉厚な観葉植物だけど毎日水やりするものなのかなー
と思って見ていた。
ジョウロの先のノズルは外してあって、その細いジョウロの先を雑に葉の下に突っ込んでどの鉢にも機械的に数秒間ずつ水を注いでというか流し込んでいて、後から葉の下をのぞいて見ると水やりで土が掘れて根が顔を出してしまっていた。
水やり前に見ても土はじっとり湿っていたし、鉢皿にも水が溜まっていて、よっぽどその水を捨ててやろうかと思ったがいくつもある鉢皿を世話してやる余裕はない。
過剰な水やりで「どぼどぼ」になった観葉植物が哀れでならなかった。
その後別の飲食店の外を通りかかった時に園芸業者がお店の鉢を台車に載せて運び出して新たな鉢を持ち込んでいるのを見かけた。調べてみると、日の当たらない店内に置いたままでは植物が弱ってしまうのでこうして交換して休ませるということらしい。
そうだよなー。
水やりは確かに忘れるよりは毎日同じくやればとりあえずはいいのだけどさ
一定間隔で温室に移して養生させてやるなら、まあ枯れないのだろうけどさ
いちいち土の様子を見ながらなんて時間と手間が、と言うのだろうけどさ
生き物へのそういう世話の仕方はなんとも「もにょる」のである。