分けっこ
子育ての風景
コミュニケーション
まだ小さかった息子たちを
札幌駅地下街の“よつ葉ホワイトコージー”に連れて行ったことがある。
アレルギーもあったし、そう外食はしなくて
ましてやアイスクリームを食べに行くなんてことはめったになかったから
息子たちの興奮たるや表情が無くなってしまうほどだった。
どうせ食べさせるなら、余計なモノの入っていないモノがいい。
さて、この店のアイスクリームは小鉢に大きく山盛りで出てくるので
二人用にアイスクリームを一つ注文して
自分はウィンナ珈琲を注文して兄弟の様子を観察した。
並んで座った兄弟の前に運ばれた大きなアイスクリーム♪
それを前に、1本ずつスプーンを握って真剣なまなざし!
兄と弟はアイスクリームの山を
それぞれ自分の側から・左右両側からスプーンですくって食べ始めた。
冷たいのともったいないのとで、少しずつ♪
段々食べ進んでいくにつれて
アイスクリームの山は
アイスクリームの壁となって
そこで兄弟は行き詰ってしまった。
ヘタにつついたら相手側に倒れてしまう!
まるで砂場の棒倒しゲームのように慎重に慎重に・・・
しかーし!ついに!その時は来た!!
薄くなったアイスの壁はぱたりと倒れてしまったのだ。
あっ!おらの方に倒れた♪と喜ぶ兄。
あーっ!と焦る弟。
そこですかさず母が介入。(お節介だよなー)
「それ、半分こすればいいよ」
そこで二人で真剣に
「これくらい?これくらい?」と、スプーンで線をつけていった。
食べた後で、両側から食べていったのは失敗だったのでは?と反省会♪
そうだよ。
分けるって結構大変なんだよ。
よーく考えなくちゃね。