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#143.【愛犬の旅立ちの前にしておいてよかった3つのこと:その②】

こんにちは!

15年以上【犬の保育園】の先生を行っている尚ちゃん先生と申します。


さて、前回は【愛犬の旅立ちの前にやっておいて良かった3つのこと①】として、「自分の想いや感情をアウトプットすること」をお話しました。

#142 .【愛犬の旅立ちの前にしておいてよかった3つのこと:その①】
をお届けいたしました👇


もちろん、思っている事を上手く周囲に発信できない、
受け入れてもらえない方もたくさんいらっしゃると思います。

その場合にはどうか、そうできないご自身を責めないでくださいね


今日は

「愛犬の旅立ちの前にやっておいてよかった3つのこと②」


をお伝えします。

これは①よりももっとシンプルなのですが、

「愛犬と一緒に写真を撮った事」です。


②の解説の前に、補足してお伝えしたいことが在ります。

私は、愛犬の余命がわずかである、という事を知った時、
延命治療についていつまで続けるのか、を考慮した上で、
「残された時間を愛犬とどのように過ごしたいか」を考えました。

愛犬の様子と状態を考えれば、そんなに大それたことはできないし、
日常でやらなくてはならないことなどは沢山あります。

その一つずつを、私は周囲にも話ていましたが、メモにも書きました。

その中で、愛犬と出来そうなこと、難しそうなことを判断し、
出来そうなことからすすめていきました。

これを仮に

「愛犬のエンディングノート」と呼ぶことにしましょう。


・思い出の場所に愛犬と行く
・愛犬を抱っこしてゆっくり撫でる時間をつくる
・愛犬の隣で寝る
・毎日お散歩に行く
・好きな物を食べなくても、与えてみる(お肉、パン、りんご、いちご、スイカなど)
・食べたいときに食べさせてあげる
・先の見えない延命治療をしない(延命治療についてはメンバーシップにてお話する予定)

そしてその中のひとつに、
「愛犬と写真撮影をしてもらう」ということがありました。

じつは、GWに入る前から、南房総に家族で行ったら、
愛犬と家族写真の撮影をしませんか、
とプロの写真家からオファーをいただいていたのです。

4月の状態では、「GWに南房総に行けるか、
行ったとしても外で撮影できるほどの体力が残っているのか」は、
甚だ怪しいものでした。

それでも、心のどこかで
「できれば、GW、みんなで記念撮影するまでは頑張ってほしい」と想い、いつしかそれが願いになっていました。

愛犬さんはそれを、感じてくれたのでしょう。
4日に両親と。
5日に私と、子供たちと。

撮影してもらい、6日から全く何も食べなくなり、動かなくなりました。

先日から犬配信のサムネイルに使っている写真が、
その時撮影してもらった写真になります。

太陽の光が緑の中で柔らかく、
私と愛犬を照らしている写真・・・これは本当に、
最後の最後の大切な記念になりました。

出来た写真を見たのは横浜に帰ってから。
その頃には愛犬は寝たきり、
意識ももうろうとして反応も弱くなっていました。

その写真を見た時、
「ああ、この子はこの写真をみんなで撮って、最高の瞬間を残すために、最後の頑張りを見せてくれたんだな」と感じました。

両親や子供たち、私と写っている写真は、
みんなが本当に良い表情をした写真でした。

「このようにしてボクは生きてきた。だから悔いはないよ。
みんな、ありがとう。悲しくなったら、この日の事を思い出してね」

と言っているようでした。

私は愛犬に「ありがとう。頑張ってくれたんだね。ありがとう。」
と何度も、動かなくなった愛犬に頭をくっつけてお礼を言いました。

こんなに絶妙なタイミングで、家族で写真を撮ってもらえることなんて、
本当になかなかないと思うのですが。

これもやっぱり、愛犬さんからのギフトだなあと感じています。

以前も配信でお話しましが、愛犬の写真はたくさんあっても、
自分と愛犬の写真というものはあまり良い写真が無かったりするものです。

私は、定期的に愛犬との写真を、
できればプロの方に撮っていただくのはとても良いなと思います。

とくにシニア期になって、うちの子のように病気を抱えていると分かったら、むしろおすすめしたいです。

もちろん、愛犬さんの容体によって決して無理する事ないようにされてくださいね。

シニア犬とその飼い主さんの間に流れる暖かい空気感は、
仔犬とはまた違ういとおしさ、いつくしみ、
共に年月を過ごしてきたからこその特別な絆が感じられ、

それを写真という形で切り取ることは、非常に良い記念になるのではと
私は思います。

「自分が移るのはちょっと」という方は、後ろ姿や横顔、
手や体の一部でも、プロはちゃんと、
その「空気感」を写し取ってくれます。

私自身は、亡くなる5日前に、この写真を撮ってもらって本当に良かったと思うし、この写真を見るたび、切なさ・寂しさと共に彼の暖かさ、愛情、頑張りを思い出すからです。

人によっては「この写真を見ると辛さを思い出す」方もいらっしゃると思うので、無理にとは言いません。

ですが、愛犬がシニアになったり、万が一治療の難しい病気が発見されたとしたら、

「愛犬としたいこと」をご家族のいらっしゃる方がいればご家族と、
一緒に書き出す事は、旅立ちの前にされておくと良いのではないかと思います。

もちろん、全てが叶わないこともあります。

私も、「愛犬と昔よく言ったカフェに行く」という事を書いていましたが、それは叶いませんでした。

難しい事ではなく、出来そうなことを書いていくことがいいと思いますし、
それをすることで、ペットを見送った後の心持ちはきっと、変わってくるかと思います。

ということで、今回は「愛犬の旅立ちの前にしてよかった3つのこと」のその②

「一緒に写真を撮る・エンディングノートをつくる」

についてお話しました。

次回は最後の3つめ。

「アニマルコミュニケーションをしたこと」についてお話しようと思います。


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