#76.東日本大震災から12年。知っておきたい!【ペットの防災】の基本。
こんにちは!
15年以上【犬の保育園】の先生を行っている尚ちゃん先生と申します。
今年は【東日本大震災】からちょうど12年でした。
改めて【ペットの防災対策】について、前回からお話ししています。
前回は、国や自治体では
「災害時ペットと飼い主はどうするべきかを定めているのか」をご紹介しました。
ここからはガイドラインにもある
「ケージに慣らすトレーニング」についてその重要性をお話したいと思います。
災害時、一番最初に言われていることは「ペットは飼い主さんと同行避難が基本」ということです。
これは、飼い主さんが避難するときに、ペットを一緒に連れていくことが基本とされている、ということです。
ですが、注意していただきたいのは、
「同行避難」は避難所に行くまでの事で、避難所で共に過ごす「同伴避難」のことではない、
ということなんですね。
そして環境省のページでは、「同行避難の後、避難所でのペットの飼育方法は、各自治体の指示に従うこと」となっています。
なので、すべてのペットちゃんの飼い主さんは
各自治体の【ペットの防災対策】がどうなっているのか、
災害が起こる前に知っておくと、いざというときにいいですよ。
実際私も、2011年8月に仙台の被災犬収容施設にボランティアに行ったことがあります。
その施設ではたくさんの犬たち、少数の猫ちゃんたち飼い主さんと離れ離れになって、施設に収容されていました。
飼い主さんが既に亡くなっているケース、飼い主さんが仮設住宅や遠くに避難されているケース、収容施設に預けられたまま、飼い主さんと連絡が取れなくなったケース、飼い主さんがわからず、連絡の手段がとれないケース・・・・ほかにもいろいろなケースがありました。
ボランティアの人たちが、入れ替わり立ち代わり大勢、収容ペットたちのケアに来ていました。
その中でも、獣医さん・トリマーさんは多かったのですが、トレーナーは少なかったように思います。
その際に獣医のボランティアさんが言われた言葉が、深く胸に刺さりました。
というようなお話でした。
それから特に、私は飼い主さんに対して
「人の手をスムーズに受け入れる」ハンドリングのトレーニングの重要性は、お伝えしてきました。
もうひとつ【防災対策】として大切なのは「ハウストレーニング」です。
この「ハウストレーニング」というのは、ケージやキャリーケース、サークルといった小さな囲われた空間で落ち着いて過ごすことができる、というトレーニングです。
ワンちゃんをおうちに迎えてすぐのころは、サークルやケージを使っていたけれど、おうちに慣れてトイレも上手にでき、お留守番もできるようになると、「サークルやケージは使わない」という方も多いと思います。
車での移動も、抱っこやフリーの状態で移動する、という方も多く、キャリーケースなどは使ったことがない、という飼い主さんもいらっしゃいます。
ですが、環境省の勧める「ペットの災害対策ガイドライン」で「平常時からできるしつけをしておきましょう」との記載がありその中で
「ケージやキャリー、バッグに慣れる訓練」というものは明記されています。
よく考えて下さい、動物福祉では決して進んでいるといえない日本の国と自治体が、これだけはっきり明記しているということは、それだけその事が問題になった、という経験の現れだとはいえませんか?私はそう思いました!
このトレーニングは、じつはそんなに難しいものではないのです。
次回は、
実際、こうしたものに入る「ハウストレーニング」の方法と「3・11 犬の保育園・犬のホテルでは何が起こっていたか」をお伝えします。
※関連音声はこちら
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