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#142.【愛犬の旅立ちの前にしておいてよかった3つのこと:その①】

こんにちは!

15年以上【犬の保育園】の先生を行っている尚ちゃん先生と申します。


前回までは、「犬と子供を考える」シリーズをお届けしました!
#141 .【《犬と子供を考える⑨》犬と子供は最高のパートナー】
をお届けいたしました👇

私の愛犬・みことが虹の橋を渡って、もうすぐ1年。
改めて月日の速さを感じます。

今朝も、愛犬の笑顔の写真に「行ってくるね」と声をかけて、
撫でてからお仕事に行きました。

記事として残すかどうか悩みましたが
これから愛する動物さん達と、
お別れを控えていらっしゃるかもしれない方へ、
お届けしたいと思って収録をさせて頂きました。

愛犬が居なくなって約1年。

何時もいる場所に、彼が居ないことがとても不思議で、
折に触れ、寂しく悲しい気持ちになります。

犬をみても、悲しさは募りませんが、これは私の職業柄だと思います。

彼の使っていたベッドやリード、洋服、食器などを片付けることが一番、
悲しい気持ちになりました。

廊下に聞こえた足音、ご飯を用意しているときのそわそわ、
運転しているときに隣にいた横顔・・・

そんなことをふと思い出すと、喪失感で胸が締め付けられますが、
私は後悔はしていません。

もともと、私は過去を振り返ったり執着する人間ではないこともありますが、何故だろうと考えた時、

ある「3つのこと」を愛犬が旅立つ前にしておいた事で、
後悔や悲しみが少し和らいでいるのかもしれないと思いました。

1つずつ、解説をしていこうと思います。

もちろん、これは私の超個人的な感想ですので、
どんなことをしても悲しみが亡くなる事はないと思います。

また、突然亡くなったり、不慮の事故でペットさんを失うなど、
物理的に何もできなかった、という方もいらっしゃると思います。

そのような方の苦しみ、悲しみはいかほどかと、想像を絶する思いです。

ですので、「愛犬が旅立つ前にやっておいてよかった3つのこと」のうちの1つは、

「自分の思いを周りに発信ができた」

ということです。

私の愛犬は亡くなる1年前に難病の病名が分かりましたが、
その時は命に直結するものではなかったので、
私としては安心していた所があったと思います。

ですが、やはり直結するものではないとしても、
じわじわと病魔は彼の体を蝕んでいて、
そのスピードを私は、楽観視していました。

その後、腎不全も発症。

獣医さんに「GWはこせないかもしれない」と言われたのは
4月末でした。

私は、楽観的に物事を見ていた自分を
呪いたくなったほどの衝撃を受けました。

ショック過ぎて、号泣しながら音声配信にてライブをしたことを今でも覚えていますが、

あの時皆さんにお話しを聞いてもらったからこそ、
自分の気持ちを整理して、

最後の時をどのように過ごそうか…考えることが出来たのだと思います。

賛否両論があるとは思いますが、私と家族にとって、
悲しくショッキングなこの「しらせ」は、
結果として聞いておいてよかったと思います。

その時同時に「点滴は延命治療です。いつまで延命処置を続けるか、
ご家族と話し合っておかれるといいでしょう」と言われたとき、

本当に愛犬に死期が迫っている事を、再確認させられました。


点滴をすれば、1日は寿命が延び、少し元気になる。
けれど治療ではなく、その場かぎりのもので、長く続けることはできない。

この事実をきちんと受け止め、それを踏まえてどうするのか。

(それを考える時間的余裕があったことは、
私達にとっては良かったと思います。
そういった余裕がないケースはいくらでもあるからです。

ですので、私は「余命宣告をしてもらってよかった」と思っています。)

GWまでの命、と考えた時、限られた1日24時間を、
彼とどう過ごしたいのか。彼はどう過ごしたいと思うのか。。。。。


それを家族と、そして愛犬自身と、話あいました。

私と家族の出した決断は、GW直前まで点滴による延命治療を続け、
GWは予定していたように、家族親族で愛犬も好きな南房総に行く。

旅行に行ったらもう点滴はしない。

ということでした。

そして最後の点滴から1週間、
みことさんは奇跡的な復活をとげ、
その後すぐに、旅立ちました。

私達家族は、この1週間の間に、
「みこととお別れをする覚悟と準備」が出来たのです。

これは彼からの最大のギフトだと思っています。

だからこそ、「家族共通の想い」が、「皆で旅立ちを見送れた」というある種の達成感となり、それが悲しみを和らげている気がしています。

そして、スタエフをはじめ、家族、お客様、友人たちに、
私がどのように感じ、どうしていきたいのか。

それを都度都度、つたない言葉でも、
口に出してそれを共有できたことが
自分にとっては大きかったのだと思います。

たとえば、「愛犬が公園に行きたがっているから、家族みんなで行きたい」とか
「夜はみことの隣で眠るから、ひとりにしてほしい」とか
「なるべく抱っこしたり触りたい」とか
「食べたいものを、食べさせてあげたい」とか
些細なことです。

一番勇気がいったのは、なくなる前日、
仕事をお休みさせていただいたことです。



これはもしかしたら、一般の会社員の方には難しいかもしれないです。

あの、最後の一日。

カートに載せて太陽の下をお散歩した、
彼との最後のお散歩は
私の中でとても大切な時間で、二度と戻ってこないものでした。

「こうしたい」ということを、周囲に言えたこと。



それを聞き入れ、受け入れてくださる環境、みなさんがいてくれたこと

それが私にとって、「してよかったこと」の1つです。

私は、ペットロス専門士の資格も取りましたが、

ペットは人間の家族以上に家族、伴侶なのに、
その存在を失うことについては
人と同じように発信や共有することができない。

悲しみを吐き出すことができないことで
のちに心身を病んでしまうことがあると知りました。

それを知ってより、
「自分が愛犬の終末期と最期についてどう思っているのか、どうしたいのか」
をきちんと発信できたことは、
自分の中で覚悟ができるための重要なプロセスだったのだろうと思います。

「ペットが亡くなりそうだから、しばらくそっとしておいてほしい」という方や

「ペットがなくなったので、お休みをしたい」ということを
口に出していうことは難しいかもしれません。

でも、そんなことを思ってしまうご自分を、
責めないであげていただきたいと思います。

余命宣告をされたとき、「そんなの信じられない。もう何も聞きたくない」「もっと何か方法があるはず」
「出来る限り治療・点滴を」という気持ちもよぎりました。

けれど、悲しいけれど、事実を認める事。

そして何万件もの似たようなケースを見てきたプロの見立てを信じる事。

そうすることで、次に繋がったのだと思っています。

ですから、獣医さんとの信頼関係はとても大事だと思います。

獣医さん的には、
「余命を伝える」ことはリスクも相当に伴う事だと思います。



責められたり、転院されたり、非難されたりすることもあるからです。

そしてあくまでも未確定。

だからこそ、中途半端な状態では、伝えないと私は思います。

私は獣医さんが「ご家族皆さんで話しあってください」
「何でも好きな物を上げて下さい」という時は、
かなり深刻な状況であると個人的には思っています。

実は私は余命宣告をされたとき、

「この子の最後は、どういう状態になるでしょうか」


ということまで聞いていました。

次回は、「してよかったこと」の2つ目
についてお話します。


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