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ラジオ関西主催・アナログレコード展へ。持ち込みレコードを爆音で聴いた!

どんな催し?


22年8月25日から9月8日まで、DJスタイルでトークとレコード鑑賞を聴く傍ら、数千枚(?)の中古レコードの展示や即売が行われる催しです。
わたしは8月28日、ヒストリーオブロックという合計2時間のプログラムを聴きつつ、中古レコードを見て回りました。購入前に盤の試聴ができたり、自由に中のライナーノーツなどを見ることもできたので、普通のレコード屋さんよりも楽しかったです。

トークショー、ヒストリーオブロック


お話は後藤晃宏さん。年齢60歳のギタリスト、DJ、お店経営などをされている方だそうです。ざっくり、ビートルズ(60年代)からポリス(80年代)まで、英米のロックを時代を追って紹介されました。今は若い人がアナログレコードに興味を持っていると聞いてはいましたが、聴衆の年齢層は高め。オールドロックファンの集いといった感ありで、改めてヒストリーを紹介するまでもなさそうでしたが、爆音で懐かしい曲を聴くのを楽しむ風情ではありました。

アナログレコードをトップクラスのプレーヤーと大型スピーカーで聴いてみて

トークショー前半はレコードを見るのに夢中だったので正直記憶が飛んだ。ビートルズと来ればストーンズ、レッドツェッペリンなどが掛かっていた模様。後半は座って音をじっくり聴いたたので、曲目と個別の感想のメモ。
Carole King You got a Friend 
意外とただ音が大きいと感じるだけで、平坦に思えた。
Faces Stay with Me
Bandの楽器の音がそれぞれ際立って聞こえてくる。ロッド・スチュワートの歌もいい。
David Bowie Starman
これはすごくいい音と感じた。バランスがとても良い好みの音という印象があった。曲もいい曲。名盤なのでは。
Queen Keep Yourself Alive
録音用の新機材の実験として安くレコーディングできたという裏話ありで紹介された。立体感がある気がした。理系技術オタクのブライアンのこだわりの多重録音があるらしい。
T-Rex Get it on
これは曲の特徴なのか、録音のせいなのか分からないものの、ちょっと楽器の音が耳について聴き辛いと感じてしまった。T-Rexは好きなんだけど。
Aerosmith 
なんて言うか、良くも悪くも引っ掛かりがない、T-Rexの逆みたいな感じで、自分には平坦と思える。
Sex Pistols God Save the Queen
Aerosmithと比べると、ドラムの低音とかが響く。実際の演奏は酷かったというが、パンクバンドがめっちゃ基礎練してても何か違うかも。
Vivian Westwoodが衣装を担当していたと初めて聞いた!カッコいい!。
Janis Joplin Move Over
これも恰好よ!音もライブ感ある。
The Police Roxane
ポリスは大好きでライブにも行ったことがある。
アナログ爆音で、ドラムがそこで叩いているような臨場感がある。

以上を纏めると、


平坦でバランスよく作ってある曲はアナログ爆音でもなんでもあまり変わらないかもしれない。自分の好みとしてはライブ感のある音が好きだし、立体感や楽器それぞれの音を感じられる作りであると引き込まれる。
良いオーディオで聴けばすべて良くなるというものではない。
今日、聴いた限りでは、アメリカよりもイギリスの音が好みだった。

The Beatles at the Hollywoor Bowlをゲット


せっかくなので何か買いたいと思い、あれこれ物色して、候補作としてビートルズのハリウッドボールコンサートライブ盤を発掘。ジャケット裏にはジョージ・マーチンの序文が書かれている。それはとても感動的な文章だった。彼とジェフ・エメリックが作ったというだけでも胸騒ぎする。中を見させてもらうと、ライナーノーツも古びているもののとてもきれいな状態だった。そして、中のコメントを寄せている一人として渋谷陽一とあるのを見た瞬間に購入を決意。サウンドストリートに始まり、今はWorld Rock Nowのリスナーに魔力を発揮。ちなみにこのアルバムはビートルズ唯一の公式ライブアルバムで廃盤になった後、2016年に再販されているもの。帰って聴いてみたところ、盤は非常にきれいで埃もなく、傷もなく、とても良い状態。1000円はお買い得だったと思う。(渋谷さん、チケット持ってたのに行けなかったとは!)

左のライナーノーツに渋谷さんのコメントあり。歌詞、曲の紹介、MCの書き起こしも。

持ち込みレコードを掛けて貰えた!


私が読んだネットニュースでは持ち込んだアルバムを掛けて貰えると書いてあったので、聴きたいLPを持って行ったものの、そのようなコーナーが設置されていなかったので、スタッフに聞いてみた。するとご厚意で掛けて頂けることとなり、非常に贅沢な経験をすることができた。
掛けてもらったのは映画Divaのサントラ盤。

サントラとパンフレット

高校時代に観て、これまで観た中で最高の映画だなと思ってパンフやサントラを購入した思い出の映画。サントラ盤は家で掛けると、共鳴が起こり、オペラの高音の部分(最高に盛り上がる所)で家がビリビリと鳴ってしまうのでずっと残念だった。それを会場で大音響で聴くことができて、改めて素晴らしいと感じた。やはりクラッシックは、よりオーディオによる音の違いを感じる気がした。ちなみに、後にベネックス監督に直接お会いして、サインして頂いた大切なレコード。天国に旅立ったベネックス監督、取り壊された三越劇場、フランス映画にわくわくした頃、忘れたくない思い出だ。





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