【読書】 「静かに退職する若者たち」のレビュー
管理職3年目の苦悩
久々に投稿です。
マネージャーとして出会った有益な書籍についてご紹介します。
今年、私たちの職場では初の人事評価制度が導入されました。この制度は、部下と上司が共に目標を設定し、望ましい人材像へと成長していくことを目的としています。
そこで、私も1年を通じて期初と期中、期末の面談を行っていくわけですが、どうも自分の性格もあるのか、あんまりダメ出しができないことが僕の一番の問題点だと気づき始めました。
あと、お恥ずかしい話、若手社員からの予期せぬ退職宣言に深い衝撃を受けたことを認識しました。
そんな中どうすればいいんだと悩んでいた時、なかなかインパクトあるタイトルが私のXに流れてきました!
「静かに退職する若者たち」金間大介著 PHP研究所
インパクト大です。
実際にこの本のコンセプトは「若者との1on 1の前に読む本」ということだけあって、今の若者がどのような心情で上司との面談に臨んでいるかを、具体的な事例を通じて解き明かしています。
嫌われるんじゃないか・・・
私も今の若者の考えがうまく掴めてないのは認めざるを得ません。
著者はこの本の中で、
『要するに、今の若者の多くは、なるべく手軽に成長を実感したい、周りに遅れないよう効率的に職業人として通用する能力を身に付けたい、という気持ちが強い。これが正確な表現だろう。
だからスキルや能力向上の機会を無視してこき使う職場を「ブラック」、逆に仕事量が少なく、身につく知識やスキルが少ないと感じる職場を「ゆるブラック」と評することになる。』
と言い切っています。
私の場合、部下の間違ったところを指摘したり、不得意なところを改善するように話していくのは嫌われるんじゃないかという思いがまず最初に出てきてしまいます。
一方、本書では「フィードバック」の重要性が強調されており、私自身もこれが不足していることに気付かされました。日本能率協会の調査によると、新入社員が最も望むのは「成果や能力に対する定期的なフィードバック」であり、私の認識の甘さを痛感しました。
フィードバックの大切さ
明らかにやるべきことが見つかりました。
まずフィードバックとやらを自分なりに身につける必要がありそうです。
テクニックや向き合い方をまず自分のものにしたい!
そんな私に著者はフィードバックについて書かれたある一冊を紹介してくれています。PHPビジネス新書から出ている「フィードバック入門」中原淳著です。
次回は「フィードバック入門」を読んでみて、自分はどういう風に行動して行くべきかを真剣に考えてみようと思っています。
次回はその辺りを書き込めたらいいなと考えています。
では、また。
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