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精油百花 #40コリアンダー

◆コリアンダーの基本プロファイル

【学名】Coriandrum sativum
【科名】セリ科
【精油抽出部位】種子(果実)
【芳香】温かく甘くスパイシー、ウッディ調が香る
【ノート】トップ
【性質】温・燥
【五行】土(そして火)
【原産地】ヨーロッパ、西アジア
【抽出方法】水蒸気蒸留法
【化学組成】リナロール、ゲラニオール、γーテルピネン、リモネン、αーピネン、カンフェン、シメンなど
【作用】鎮痛、抗菌、抗感染、抗うつ、鎮痙、駆風、健胃、浄血、消化促進、刺激
【安全性】毒性、皮膚感作なし

葉は料理用スパイスや付け合わせに用いられる(パクチー)
主として消化器系に作用する➡腸内ガスを出し、食べることに関する色々な不調を治すのに役立つ。
コリアンダーは3000年以上も前に栽培が始まった➡中世のあらゆる医学書やギリシャ人の書物、聖書、初期サンスクリット語の書物に記載されている。
寺院の神々に献上される植物のひとつであった。
古来中国では長寿を約束し、痛みを緩和するハーブとして考えられていた。
➡中医学では胃と心臓の強壮剤であるため。
中世ヨーロッパではコリアンダーは催淫剤と考えられ、「愛の魔法」と「媚薬の処方」に用いられる魔女のハーブであった。

《東洋医学的視点》
「温」と「燥」の気➡消化に良く、腸内ガスを排出させる。
胃腸の気の流れを良くする作用➡消化を助け、痙攣を収めるため、食欲不振・消化不良・膨満・腹部のガスに役立つ。
気を循環させ、寒邪を取り除く➡気の流れが阻害されて痛みがある時(関節症・神経痛・リウマチ痛)にも利用価値があるとされる。
脾胃の機能を高めて「意」を活性化する。
「脾」への刺激効果➡「脾」とは生命を司るエネルギーと結びついているので、疲労困憊、衰弱、疲労感ならびに頭痛に非常によい作用をもたらす。
精神を高揚させ、官能を高める作用➡「火」と結びつけられる。

◆コリアンダータイプのパーソナリティ
不安やイライラして考えすぎる抑うつ状態の人に良い。
将来設計や繰り返しを不得意とする、複雑で創造的な人々にとって理想的な精油。

◆サトルアロマセラピー
自己表現能力、情熱を促進するのに使用すると良い。
安心感、治癒のプロセスの促進にも良い。
コリアンダーは「病気がタイミングよく治癒するのだ」と言う自信をつけてくれる。
➡それは「予想より早く回復するという可能性がある」と思うだけで、自分を信じる力に大きな影響があるということ。そう思う力を与えてくれるのがコリアンダー精油である。

◆ブレンディング
スウィートオレンジ、サイプレス、ガルバナム、シトロネラ、ジャスミン、ゼラニウム、ジンジャー、ネロリ、ブラックペッパー、ベルガモット、メリッサ、レモン

◆特記
体から毒素を排出し、体液中の老廃物を出す働き➡体全体の浄化剤
多量に使用すると麻痺させる作用を表すと言われる。
食欲を刺激するため、拒食症の治療に役立つと言われる。


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