【体調記事】ASDに適する労働形態
地味に文章を書くトレーニングとかもしているのですが、1本がそこそこ形になったので折角ですからアップしてこうと思いました。発達障害の解説記事にもなりますしね(一応注意書きとして付け足しておきますが、私はASD・ADHD・DCD・LDのある発達障害当事者です)
なおブランクがあったのでサポートとしてChatGPTを使いました。コピペや丸写しとかはやってません。詳細はこちらの記事をどうぞ。
ASDとは
ASDというものをご存じでしょうか。いわゆる発達障害の一つのタイプです。昔は自閉症や、アスペルガー症候群などと呼ばれていましたが、現在はそれらを自閉スペクトラム症というもののなかに含める形になっています。スペクトラム、というものは段階的に分かれているものではなく、グラデーション状態になっているものを言いますが、発達障害、とくにASDはこういうものが発達障害だ、と言えるものではなく、人によりタイプが全く異なるので、自閉スペクトラム症と表されます。なお近年は障害から症、といった、より柔らかい言い方にしていこうとしている動きがあります。
ASDは働くことが困難?
ASDの人たちは、働くことに困難があるとされています。それはASDの特性のためであるとされます。
ASDが働くことが困難になる特性として代表的なものを上げると
1.コミュニケーションが困難となる傾向がある
2.非言語的なサインの理解がむずかしい
3.一般的なタイプの人間と興味関心が異なる
4.感覚過敏・鈍麻の傾向がある(これらの特性は一般的に知られていないこともある)
5.ルーチンへのこだわりがある
代表的なものを上げると、こういった傾向があります。発達障害の人々はマイノリティ、少数派といわれ、そのため、発達障害ではない多数派の人間で占められる社会生活に適合することが難しいとされるのです。そのため会社に通い、働くタイプの勤務に困難が生じる傾向があるとされます。
ではASDの人は働くことが困難なのでしょうか?結論を言うと、在宅勤務の形態が適するケースが多いです。
ASDに在宅勤務が適合する特性
なぜASDの人たちは、在宅勤務のほうが適合するのでしょうか。それはASDの人たちの特性に理由があります。
先ほど上げたASDの人たちが持つ、困難の理由となる特性ですが、1人の空間で労働をする場合ならば、困難として表れないのです。
理由を箇条書きにすると、
1.対人コミュニケーションをする必要性がない
2.非言語的なサインを使う必要性がない
3.会話をしなくてすむので、他の人間に興味関心を合わせる必要性がない
4.自分の感覚過敏・鈍磨を調整することができる
5.自分に適したルーチンワークならば、作業効率が上がる
といったものが上げられます。
特性によって適合する理由
1から3までは在宅勤務になって、作業を単独でするようになればコミュニケーションを行わなくてもいいので、問題がなくなります。なお、業務上でのコミュニケーションは残りますが、ASDの人は文字での理解力が高い傾向があるので、そのためメールや、アプリ・サービスを使った文字でのやりとりならば問題が起こりにくいのです。
4は、在宅勤務で単独で働く環境ならば、感覚的な違和感を自分に合った環境へと調整することが可能になります。道具を変更するほか、サポートアプリ等もインストール可能であるため、様々な過敏や鈍磨に対応することが可能です。
5ですが、ルーチンにこだわりがあるのがASDだということをよく言われますが、自分に適合するルーチンで固めることによって、作業スピードが速くなるケースが多いといわれています。
ほかにも集中力が高いという特性もあるので、仕事の途中で気がそれて別のことを始める、という在宅勤務にありがちなエラー事象があまり起こりません。
まとめ
こういった理由から、ASDの人は個人での在宅勤務が適する、とされます。
なお、発達障害の人はコミュニケーションを取りたがらないかというとそれは誤解であり、基本ASDの人は『共感』ではなく『安心』を選ぶ傾向があるため人との付き合いが狭くなりがち、ということがあるのです。
とはいえ社会的にたった一人では仕事を回すことは不可能ともいえますので、周囲がASDの人々の特性を理解しサポートすることで、最終的に彼らも社会的な立場を得ることができる、と言えるでしょう。
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