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【ゲーミングマウス】作業効率UP!サナギケージおすすめマウス『Logicool G600』【ロジクール】
今回は普段私が使用しているマウスとその理由を紹介します。
その名も
『Logicool G600』
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G600は2012年よりロジクールより発売され続けているマウスで、MMORPG向けのゲーミングマウスとして開発されました。
20ボタンのマウスでなおかつロジクールのゲーミングマウスでよく採用されている「Gシフト」を搭載しているため多くのキーを割り当てることができます。
ちなみに私はこのマウスを使ってゲームをすることはありませんが、作業用のマウスとしてこの製品を愛用しています。なので、用途がゲームの方にとっては参考にならない点があるかもしれないことを最初に断っておきます。
また、私は機器の分解・清掃・修理を趣味で行ったりしていて、その観点からのメリットも挙げていますので、ある程度機器の分解に自信がある方は特に参考になるかなと思います。
このマウスに興味のある方は一度この記事を読んでみて購入の際の判断材料の一つにして頂けると幸いです。
私の考えるこのマウスの特徴は以下の通りです。「おすすめ」といった割に問題点の項目が多いですね💦
しかし対策次第では払拭できるものもあるので、購入する前に自身で対策できるかどうか記事を読んで判断していただければと思います。
良い点
①20ボタンゲーミングマウスとしては価格はそんなに高くない
②割り当てられるボタンが圧倒的に多い
③分解動画や分解方法を紹介しているブログが多く比較的修理やメンテナンスがしやすい
④ゲーミングっぽくない落ち着いたデザイン
問題点
①重い(対策あり)
②設定用のソフトウェアが正常に動作しない(対策あり)
③ソフトウェア競合問題
④Macでの設定が難しい
⑤誤操作しやすい
⑥有線式でケーブルが煩わしい
良い点
①20ボタンゲーミングマウスとしては価格はそんなに高くない
20ボタンゲーミングマウスは割り当てられるボタンが多い分、マウスとしては高くなりがちです。新品価格で1万円を下るものはほとんどありません。
しかし、下のリンクを見て頂ければわかる通りG600は約8000円程度(2023現在)とかなり安いです。
有線マウスではありますが、20ボタンゲーミングマウスとしてみればこの価格は安いです。
さらに中古で安いものであれば半額程度、ジャンクならさらにその半額程度で手に入れることができます。
「えっ?ジャンクなんて買わないよ。」と思うか方もいるかもですが、ここで敢えてジャンクについて触れたのには理由があります。詳しくは後ほど③にて説明していきますので気になる方はぜひこの後も読み進めてみてください。
②割り当てられるボタンが圧倒的に多い
G600は20ボタンマウスと上の項目で紹介しましたが、このマウスにはほかの20ボタンマウスにない機能があります。
それは「Gシフト」です。
この機能はGシフトボタンを押しながらボタンを押すことでそのボタンに割り当てられているキーとはまた別のキーを割り当てられる機能です。
この機能により物理的なボタン数より割り当てられるボタン数が倍近くになります。(最大実質36割り当てられる。)
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③分解動画や分解方法を紹介しているブログが多く比較的修理やメンテナンスがしやすい
G600は実は私以外にも推している方が多く、紹介されている動画やブログが多いです。
その中には分解修理についての解説等がされていることもあるため比較的分解はしやすいです。左クリックのチャタリング程度であればしっかり清掃すれば基本的には症状は治ります。
前述の通り、新品で買いなおしたら8000円くらいするので分解に抵抗がなければ挑戦する価値は十分あるかと思います。
④ゲーミングっぽくない落ち着いたデザイン
一般的にゲーミングマウスというと「いかにもゲーミングマウス」と言いたくなるようなゴツゴツしたデザインが特徴的ですがG600 は違います。
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馴染みのある形をしたマウスにサイドボタンがついたようなデザイン。
サイドボタンが発光するのがゲーミングマウスっぽいですが、個人的にはそんなに気にならないです。もし気になるようであれば発光させないようにする設定も可能です。
好みの問題ではありますが、個人的には玩具っぽさを感じさせないかなり秀逸なデザインだと感じます。
問題点
①重い(対策あり)
G600は実は結構重いです。
重量を計ってみると137gです。マウスとしてはやや重いです。
マウスが重いと手の負担が大きくなるので重量だけで考えると作業用マウスとしてはあまり適していないといえます。
ただ、このマウスがこんなに重いのには理由があります。中におもりが入っているためです。分解しておもりを外してしまえば28g分軽くなり109gとなります。
おもりへのアクセスは比較的簡単なので、分解にそこまで抵抗のない方でマウスを軽くしたい方は外すことをお勧めします。
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②設定用のソフトウェアが正常に動作しない(対策あり)
G600の設定をするためのソフトウェアは2種類あって
そのうちの一つが『G HUB』です。
G HUBはロジクール製品の設定をする際に使用するソフトですが、G600の設定をする際には大きな問題点があります。
それは、ボタンの設定をしてもその設定が反映されない点です。
ただこの点についても対策はできます。
それはもう一つのソフト『Logitech Gaming Software』を使用することで解決します。
ただこの対策にも注意点があります。詳しくは次の項目で解説します。
③ソフトウェア競合問題
デメリット②で紹介した通りG600を使用するには Logitech Gaming Software が必要となります。
しかし、ここで注意しておかなければならないのがソフトウェア同士の競合です。
Logitech Gaming SoftwareとG HUBは競合してしまうので、G600を使用する際はG HUB リリース後に発売されたロジクール製品は使用できないかもしれません。
また、G HUBをすでにインストールしている場合は競合を避けるため、G HUBをアンインストールして、Logitech Gaming Softwareをインストールし再設定しなければなりません。
④Macでの設定が難しい
デメリット②、③と関連した項目ですが、Windowsに限らずMacにおいてもソフトウェア競合問題があります。そのため、G600を使用するために Logitech Gaming Software を使用することになります。
しかし、Logitech Gaming SoftwareをMacに導入するのは難易度が高いです。
Logitech Gaming SoftwareはWindows用のソフトであるため、まずMac環境でWindowsアプリケーションを動かすためのソフトウェア(Karabiner-Elements)を導入するなどしなければなりません。
私も最新のmacOS 13 Venturaへの導入を試みましたが、うまくいかず断念中です💦
⑤誤操作しやすい
キー設定が沢山出来ることがこのマウスの魅力ですが、その一方でそれが操作ミスを誘発する原因となりがちです。
特にGシフトを使用する際は注意が必要です。
配置を考慮すると基本的に薬指で操作することになるかと思います。(Gシフトの配置は一応設定変更はできますが、他に適当な配置がないのでデフォルトの配置で使用することになるかと思います。)
頻繁に薬指でGシフトボタンを押さえたり離したりする際に操作ミスしやすいので要注意です。
⑥有線式でケーブルが煩わしい
G600は有線マウスです。有線式は電池切れの心配がない点とバッテリーを積まない分軽いのが良い点ですが、マウスは頻繁にあちこちに動かすものなのでケーブルが煩わしくなることがあります。
G600と同じようにGシフトを搭載した20ボタンマウスの無線式の製品が他にあるかもしれないと思い探してみましたが、2023年現在まだ出ていないようです。
まとめ
今回の記事では私サナギケージが普段使用しているマウス『G600』の紹介をしました。
問題点は多いですが、それなりに知識があれば「①重い」「②設定用のソフトウェアが正常に動作しない」という問題は改善できます。
ソフトウェア関係の問題点「③ソフトウェア競合問題」「④Macでの設定が難しい」がネックにはなりますが、その問題点以上に評価できるマウスだと個人的には思います。
特に評価すべきポイントはGシフトにより割り当てられるキー数が非常に多いこと。よく使うキー操作を設定しておくことで作業効率化が図れます。
価格も20ボタンゲーミングマウスにしては安いので、お金に余裕のある方は一度購入して実際使ってみるのも良いかもです。
久々の長文でしたが、最後までご覧いただきお疲れありがとうございました🦾😉