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水星が蝶に留まっているので

いつもご覧くださったり、いいねを下さってありがとうございます!
sanagi apothecaryの調合師です。

先日お伝えしたように、水星は2020年3月14日13時まで水瓶座29度「さなぎから出てきた蝶」の物語を帯びています。水星の伝達の力を借りながら、これを期にうちの名前に冠しているさなぎのはなしをしようかと思います。

水瓶座29度「さなぎから出てくる蝶」
単なる考え方や思想にすぎなかったものが、だんだんとリアルになってきて、やがて自分の情緒や本質的な心を作り出してゆきます。自分の考えが自分という人間性を隅々にまで生み出してゆくのです。―『サビアン占星術』松村潔著

抽象的でお伝えが難しいのですが、
お客様にハーブをブレンドするとき、変化の途中だという感じがします。
私自身もそうですが、昨年の今日の自分と今の自分では状況が全く違っていて、目標もステージも違っています。来年もきっと違う。
数あるハーブ屋さんの調合師のなかでも、私のところへハーブを求めにいらっしゃる運命の方は、私と同じように変化の途上にある方がほとんどです。それか変化を必要としている
必要にされていない方はここのことは目に留まらないのです。
なんだか癒される。
ハーブティーを飲んでいると落ち着く。
そうした時間は静かだったり、穏やかなようでいて、
本来の自分を思い出すための変化のある時間なのかもしれません。

さなぎから蝶へ。
それは孤独で劇的で不思議で美しい完全変態です。
地を這う虫がドロドロの液体に溶け、自力で翅を獲得し、
いつか鮮やかに宙を舞うようになる。


かっこいいですね。

ハーブは人のさなぎ時代に、着実に羽化を遂げるための過程に光を与えてくれるものと思います。
さなぎが作られる安全な場所も、たいてい草木に隠されています。
さなぎを植物がお守りするのは正しいことでしょう。

えっ!さなぎ?虫かよ!と思われた方すみません。
私の中では透き通った美しい印象です。象徴としてのさなぎでしょうか。
あとは動きが無い「なぎ」のように見えて次の「なみ」に向けて劇的に変化が起こっている最中というか。そういう生命や自然の不思議なところと、「今・ここ」に過去も未来もぎゅっと集約されている感じがしますね。

そうしたイメージがあってsanagiとapothecary(=古代の薬屋や中世ヨーロッパの修道院にあった薬草園と調剤室を兼ねた修道僧の薬剤師のイメージから。)を組み合わせることとなりました。

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今やっているハーブの調合に加えて、今年から来年は香りへと幅を広げて深めていきたいと思います。
香りは脳にダイレクトに伝わるのでより気を付けて正確にと考えています。
そのうちクラフトのワークショップも企画できると思うのでお楽しみに。
Herbal Sessionというか、リトリートのような、ゆっくりとお時間をとれる予約制のハーブのセラピーもやりたいのですが、いい場所があったらどなたか教えてくださいませんか。
そこそこ中・長期的な望みですが、そのうちタイミングやご縁がつながるといいなぁ。

メッセージの運び屋である水星にお願いしておこう。

あなたは水星にお願いしたいことはありますか?

月より進む速さは遅いですが、くまなく巡ってくれますのできっと遠くの人や未来まで思いやメッセージを届けてくれるでしょう。

明日から羽化した蝶と一緒になって、水星は「アーダスの咲いている野原」に到達します。ちなみにこの物語の花畑は地球上のすべての魂が誕生した古代の拠点を暗示しているそうです。あの、三途の川とか花畑があるあたりのイメージ。

つい亡くなった方のことを考えてしまいますね。幸せにしているといいなあ。

水瓶座の世界は30度でおしまい。次からは魚座の物語へ移行します。蝶たちは魚座の世界を目指しているのですね。魚座につく頃にはもう蝶の姿ではないでしょうね。きっと。

15日からは春分に向けてカウントダウンできたらいいな!

春分のお茶も少ししかご用意がないのですが、アップしましたのでのぞいてみてください。ほんとうに花束そのもののハーブに仕上がっています。もちろんノンカフェインです。


ハーブがあなたのお役に立てますように。

参考図書



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sanagi apothecary
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