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入社半年で休職に至った話

2回目の転職を終えてはや半年が経とうとしている。
3社目となる現職は、憧れていた職種でもありベンチャー企業であるため異業界からの入社だった私はかなり覚悟を持って入社した。

本題に入る前に少し半年前の転職を振り返ると、入社前は友達、親、誰からもあまり賛成されず、逆に大丈夫?やっていけるの?と心配されていた。

それもそのはず、現職はほぼ休みなく働らくうえに高いレベルを求められることは予め伝えられていたから。ただ、私自身が実際に転職でお世話になった会社でもあり、どこの会社よりも1番魅力を感じていた。だからこそ、自分が目指せる最も高い環境の中で自分の実力を上げていきたい、そう張り切っていた。。。

今、入社する前に投稿したやる気に満ちた記事を久しぶりに見て、失われてしまっていた想いが懐かしく感じている。

私は7月下旬から約10日間、建前上はお休みという形で、ほとんど家のベッドの上で過ごさせてもらっている。社会不適合者なのかなーと思いながら将来についてぼーっと考えたり、たまに泣いたり、たまに仕事している。

どうしてこうなってしまったのか、致命的な出来事はないが、自分自身の置かれた環境、実力の無さ、みんなと同じように物事が進まない自分に凹む日々が積み重なっていた。
先月のとある朝、お腹の激痛で目が覚め救急車を呼んだ。幸い何事もなかったが、胃腸炎ということから身体がストレスを感じていることは間違いないと感じた。病院のベッドにいるときさえも、早く帰って仕事しないとという焦りが募り、悲しくなった。

どんなに頑張っても結果が必ずしも報われるわけではない。それはこの職種ならではだと思う。自分が頑張ったからといって思い通りに行かないことだってある。でもそれに耐え続けて辛い生活を送るのはちょっと違うのではないかな、と思ってきた。
こうやって振り返ると、ただのわがままだ。笑

それまでなんとか持ち堪えていた感情がプツンと切れてしてしまった。

だんだんと思考が、どうしたら自分の結果に繋がるかの自分ファーストの考えが自然と優先されていた。これを指摘された時に自分はこの会社に居てはいけないというか、ベクトルがそもそも会社と違っているのではないか、、そんな風に感じてしまい、その場から逃げたくなった。

そして、いい意味でも悪い意味でも切り替えの早い私は、退職を考えた。そしたらすごく気持ちが楽になった。これで休みの日も仕事せずに遊べる。旅行にも自由に行ける。全てが解放された感じがした。

でもその反面、まだ半年という短い期間でそんな簡単に諦めていいのか?ここまで周りの社員にお世話になりながら成長できたのに辞めて後悔しないか?という葛藤ももちろん出てきた。

辞めれば楽になるのは分かっていたけど、どうしても自分から退職を切り出せない。そこで退職代行サービスに申し込みし、自分を正当化しながら入金をした。

明日の朝には会社へ連絡が入る。もう逃げられない状況となって夜一睡もせずに考えていた。さらに襲いかかる後悔の念。

自分は何がしたいんだろう。。。

パニックで頭がおかしくなりそうだった。
そして、お願いしていた退職代行には依頼していた時間ギリギリにキャンセルをお願いし、なんとか勇気を振り絞って上司に電話を入れた。今の心境を話して、しばらくお休みが欲しいと告げた。もちろん驚いていたが、冷静にすんなり受け入れてもらえた。そのあと社長からも電話をもらい、ちょっとずつでいいんだよと励ましてもらった。

周囲の温かさとそれに応えられない自分への情けなさ。考えれば考えるほど悲しくなった。また、完全には休職はしておらず、担当している顧客はそのまま担当した。その間にも、周りからは色んな励ましの連絡をいただいた。

いつもの私だったらなんとか頑張ねば!こうなっていたかもしれない。ただ、わたしには既にそのエネルギーはなかった。このまま中途半端にズルズル続けるほうが申し訳ない。
そう思って、リーダーに退職の意思を告げてみた。


続く