人のために頭を下げる人はカッコいい
「うちの部下がご迷惑をおかけしました」
そういって、深々と頭を下げる。
よくある風景ですが、よくよく考えてみると、すごいことだと私は思います。
先日、社内で異動があり、新しくオフィスに異動してきた人の挨拶が行われる。11時開始予定であったが、その人がその時間にいない。さっきまでいたのに、席を外している。
そこで、異動してくる部署の部長が「貴重なお時間をいただいたのに、申し訳ありません」と頭を下げた。部署が違うだけで社内の人に向かって、であります。
嫌な顔を少しもせず、何の躊躇もなく、自然に頭を下げていました。
この姿に私は、人知れず一人で感動をしていました。
他人であっても、異動したばかりの人であったも、自分の部下であったら自分のことのように、責任を持つ。部下の失敗は自分の失敗、と責任を行動で表している。こんな人になりたいと思いましたね。
人間の度量って、他人の行い、特に失敗することをどこまで許せるかにかかっている気がします。親が子を見るように、最終的には血が繋がっているのに近い感覚を持っている人は最強ですね。マザーテレサのような人がきっと最強。
そこまでいかなくとも、目の前にいる人(部下や子ども)を短期でなく、長期的な視点で見ていると失敗も許せるのだと思います。「何でできないの?」と「いずれできるようになる(今はできないけど)」と捉える余裕があるかどうかの違いですね。
一方的に自分の立場から、決めつけて言葉を投げかけないように気をつけないといけませんね。できなかった頃の気持ちっていつの間にか忘れてしまいます。
新入社員や後輩、幼い子どもに偉そうな立場をとったら、終わり。
そう自分に言い聞かせて、明日からまた頑張ります。