#24 好きの履歴を残しておこう
(4歳のわが子が15歳になった時に渡す手紙です)
君がつい半年前までは、プリキュアが大好きでしたが、今は弟と一緒にパウパトロールを楽しんでいます。
私も幼い頃に見たアニメって、思い出に残っています。
こうやって比較すると、なんとも歴史を感じますね。
私(父親)の世代は、幼い頃、友達と同じコンテンツ(アニメや漫画、おもちゃ)を楽しんでいました。けれども、君の世代は、みんな楽しんでいるものが違うのが当たり前です。もはや、同じものを見ている学校の友達に出会ったらラッキーくらいに思っているよね。
通っている学校での授業は全国どこでも同じではなく、それぞれの学校によって違いがあるようになっているんではないですか。(どうですか?)
友達に関しても、学校とか近所に住んでいるとか、そういったリアルの友達よりも、ネッ友と言われるオンライン上のつながりの方が友達が多いのかな。
そうなってくると、他人と違うのが当たり前で、時が経てば経つほど共通することを見つけるのが難しくなっていると思います。だからこそ、そもそも君自身が何が好きだったのかを知っておく必要があります。
パウパトロールに限らず、君が幼い頃何が好きだったのか、残しておきたいと思います。いつの日か君が自分の過去を振り返り、生まれた時から現在を考え、自分自身と向き合うときがくると思います。(そのためにこの文章を作っているようなもの)
私が、大人になった時は、履歴書というものを書きました(今ではもう残っていないかもね)どこの学校を卒業して、どんな仕事をしてきたのかを書くもの。持っている資格とかも書いたりします。
君が大人になった時はそんなことを書かせる人なんて、いなくなっていると思うけどね。もうミイラくらい時代にマッチしていない人だから、気にしなくていいよ。
学歴よりも学習歴。学習だけでなく、経験歴みたいな感じかな。どんなことが好きで、何に興味を持って、どんな経験をしてきたのか、が問われる。興味があることをどんどん調べるのに知識は必要。だけど、もし仮に、君がテストで点数を取るための勉強をしていたら、いますぐやめた方がいい。意味ない。機械には勝てないよ。
ちなみに言うと、君のお気に入りの歌はコレ。
英語の歌が大好きなようです。今でも洋楽は好きですか?