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パパとわが子のベストなバランスを見出そう

今日の「パパとしての1on1」

40代 10歳の子を持つパパ(仮称:おさむさん)から一部を紹介。

パパとわが子の良好な関係をこれからも(反抗期になったときも)継続していきたいと考えているおさむさん。彼の考える良い関係とは、フラットな関係性が8割、物言い(言うべきことを言う)が2割。

フラットな関係とは、一緒にTVゲームをして「イエーイ勝った」みたいに、友人に近い感覚。子どもだから、パパがわざと負けるとか、手加減とかしない。一方、物言いの感覚とは、「殺す。殺す」とゲームで言いまくっている、わが子に「それは行き過ぎだ。ダメ」とビシッと言う感覚。

その根底にある感覚は、子どもではなく、大人(一人の人間)としてわが子を見ている。だからこそ、物言いするかの判断基準は、自分の友人だったとしたら注意するかどうか。おさむさんは、お子さんが0歳のときから、ガチで話しかけていて「桜は満開も綺麗だけど、散る場面も風情があって綺麗なんだよ」と語っています。

おさむさんは、将来この割合が「フラット:物言い=9.5:0.5」くらいが理想だと考えています。割合の変化についてはもちろんですが、「この0.5って何?」の部分を考えるのが難しいんですよね。

皆さんは、どんな項目が、どのような割合でしょうか。

本日のパパからの学びポイント

 1.バランスは、何と何が、どのくらいの割合なのかを考える
 2.バランスの度合いは固定せず、時間の経過とともに変化させていく

1.バランスは、何と何が、どのくらいの割合なのかを考える

子育て本を読めば「厳しくしつけた方がいい」「自由にのびのび育てた方がいい」と、どっちなんだよ、と言いたくなるくらい様々な方法について書かれています。

子育ては正解がないとよく言いますが、それでも自分なりの答えを出さないといけませんよね。だからこそ、「どっちか」ではなく「どっちも」で考えて、そのバランスを自分なりに考えることが必要なのかもしれません。

今回のおさむさんのケースは小4の男の子ですので、しつけというより、親子の関係性を一緒に考えました。おさむさんは、「フラット」と「物言い」と表現をされましたが、これはどんな言い方をしても良いと思います。「真面目」と「ユーモア」、「冷静」と「情熱」(の間)、いとしさとせつなさと心強さでも、なんでもありです。

まずは、自分の中で相反するものを項目として、割合を出して見ると、自分の考え方が整理できますよ。

2.バランスの度合いは固定せず、時間の経過とともに変化させていく

言葉にして書いてみると、当たり前なのですが、忘れがちなことです。パパもわが子も年齢を重ね、発達してきます。当然、その中で関係性も変わっていくものです。

サナフミの子は4歳(娘)で、その関係性をおさむさんの例に当てはめれば、フラット:物言い=3:7くらいの感覚です。これが、小学生でも同じだったら、確実に嫌われそうです。

ただ、友達のように物分かりの良い側面と耳の痛いことを言う側面、このバランスは実に悩ましいです。そもそも、自分が何をわが子に伝えたいのか、自分が大切にしている価値観がわからないと、成長してきたわが子に言うべきことを言えない気がします。

子が大きくなればなるほど、割合という考え方では対処できなくなってくるかもしれません。もしかしたら、ここから先はダメ、ゴルフで言うならOBのゾーンを決めて、そこまで行かなければとりあえずOKと考えてみるくらいでちょうど良いのかもしれませんね。子どもが大きくになるにつれて、OBになる境目を柔軟にどんどん変化していく感じでしょうか。

その線引きを間違えたと思ったときは、「ごめんね、パパ間違っていた」と伝えて訂正すればいいじゃないんですかね。自分はパパなだけで、完璧な人間ではない、間違ったことを言うものだと忘れないようにしたいものです。

まとめ

過保護と過干渉の違いは何か。

過保護とは、子どもが望むものをそれ以上にやりすぎる もっと〜してもいいよ
過干渉とは、子どもの望まないものまでやりすぎる 〜した方がいいんじゃない

一般的に過保護は良くないこと、と思われています。しかし、過干渉と比較すると、見え方が変わります。子どもは自分が満たされたと感じることで安心するもので、あまりにも満たされない経験が続くと不安になるものです。子どもがやりたいことを見つけて「〜したい!」と言ったとき、もっとしてもいいよと環境を用意するのは、ポジティブな意味で”過保護”と言えるかもしれません。

子育てのバランスを考え始めると、いつの間にか子どものことを考えていない自分に気づきます。バランスについて考えるときにも、パパと子どもの両方の視点を持って考えたいですね。

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