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一日一捨て

私が子どものころはテレビ全盛期。でも我が家は「ドリフはくだらないからダメ」「夕食中はテレビNG」など、何かと制約があったのですよね。その一方で、夕方はなぜかテレビの画面が常時オン。今にして思うと、兄弟のいない私の「子守」だったのでしょう。その間に母は夕食の支度をしていたのだと思います。

そのような夕方によく見かけたのが、日本船舶振興会のCM。一定の世代の方にはおなじみだと思いますが、「戸締り用心、火の用心」のメロディや「一日一善」など、子どもにとっても覚えやすいキャッチフレーズが流れていました。

というわけで今日はその「一日一善」に倣って「一日一捨て」です(←前置きの長いこと!!)。

最近凝っているのが、「一日一つ、自分にとって不要なものを手放すこと」です。つい先日、日経新聞の広告で作家の五木寛之氏が「捨てない生き方」という本を出されたばかりですが、私はやはりスッキリするのが趣味と化しています。ゆえに「現役で使うものを味わいたいタイプ」です。

そこで「もうこれは卒業かな」「大金を払って買ったけれど、使っていないから他の方に愛用していただこう」との基準を持って、手放すようにしています。

「捨てる」「断捨離」と言うと、自分から切り離してしまうようで切なくなります。本稿のタイトルには「一日一捨て」と書きましたが、気持ちとしては「卒業」「手放す」という感じです。

「今まで愛用できなくてごめんね。どなたか他の方にかわいがってもらってね」と心の中で語りかけながら、一日一つほど、手放しています。

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