[新シリーズ] 誰かのためなら頑張れる、自律型人材のための読むサプリ(vol.1)
今回からシリーズで、「周りよりエネルギー高く活躍しつつも、モヤモヤするな」という方に向けて、考え方やアプローチのヒントをお届けしていきます。
ポッドキャスト&note記事というチャレンジ✨
音声で、ながし聴きも可能なチャンネルはこちら↓
このシリーズでは、昨年、私の講座を受講してくださったなおこさんをゲストにお迎えし、お話を進めていきます。
なおこさんは、地方銀行に勤務されていて、普段は企業融資の担当をしていらっしゃいます。大学で、デザイン思考や教育について学ばれたことがきっかけで、人の学びや思考に関心を持ち、私の講座を受講してくださいました。
昨年6月の講座は、サステナビリティやパーパスなど、いわゆるバズワードの奥にある本質について、お伝えする回でした。講座の内容の中で、なおこさんが「自分や周りのパフォーマンスを上げる鍵」だとおっしゃってくださった、「脳の使い方」を含めて、本シリーズで取り上げていきたいと思います。
まずは、私となおこさんの共通点から、話題を掘り下げていきたいと思います。
私もなおこさんも、何か問題が生じた時、もっとこうしたらいいんじゃないかと、言われてもないのに考えてしまい、周りからこんな言葉をかけられることが多いんです。
「向上心があるね」
「責任感が強いよね」
「誰かのためとなると、エネルギー高い!」
読者のみなさんの中にも、同類で「共感する!」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
誰かのためなら力が出るけど、他の人に応えようとするあまり、消耗したり、自分のエネルギーが奪われて、やりがいや使命感を持ち続けるのが大変…など、葛藤やモヤモヤが浮かんでくる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
少し具体的な人の像で考えてみましょう。自分や周りで、次の3人のような状況を見かけませんか?
この3人はいずれも、自分と周りの意識、熱量、自分ごとにする力に、ギャップを感じています。
私自身、これらのギャップによって孤立し、暴走し、たくさんの人を置いてけぼりにしてしまったという反省しきりの日々がありました。だからこそ、同じようなことに悩んでる方に向けて、メッセージを伝えたいという強い思いがあります。
今回、なおこさんのご協力で、現場でのお悩みをシェアしていただきました。(詳しくはポッドキャストで)
おそらく、「あるある!」と現場という現場のあちこちで起きていることの一端かと思います。そんな場面に遭遇した時に、どんな視点があるか、今日は2つだけシェアさせていただきました。
その1つ目が、「ものの見方をマネージして、フラットな視点で相手と違いを活かし合ってみよう」。
ギャップによる心の消耗が繰り返されると、周りの人が敵に見えてしまいがち。でも、エネルギーが高い人こそ、自分自身の考え方やものの見方を自分でマネージ(=自ら、働きかけて変えていくこと)することで打開策を見つけていただきたいな、と思います。
その過程で、ひょっこり相手が変わっていくことも体感してほしい。
色んな負の感情や幻想が立ち上がってきた時も、できるだけフラットな視点で、「もしかしたら味方になりうるかも」、「彼らにも実はよき思いがあって、その力を引き出せるかも」という見立てを持ち直して、相手とむきあってみてください。
案外、こちら側が「あなたにはわからないだろう・あなたは(敵のように)反対するはずだ」と決めつけてしまうことで、関係性や態度を頑ななものにしていることがあるからです。
「新しいものは、イコール怖い・避けなきゃいけない」という無自覚な反応は、脳の生存本能からくる癖。その向こう側にある思いをちゃんと引き出せば、一緒にワクワクすることができる可能性もあるんです。
ここで2つ目。
それは「良し悪しのものさしを緩めてみよう」という視点です。
周りから威圧的に「こうすべきだ」と言われたら、シュンって気持ちが下がったり、体がキュッと縮こまったりしますよね。意欲のあるなしに関わらず、強すぎる意見や思いは、表裏一体にこの刃のような力を持ってしまってるんです。だから、意図せずとも相手を萎縮させる投げかけをしてしまっているかもしれないという前提に立って、意識的に「フラットに見ているよ」「あなたを責めているわけではないよ」という意思表示をすることをお勧めします。それがあるだけで、何も言わないダンマリを決め込んでいると思っていた人たちが、ぽろっと自分の本音をこぼし始めたりも。
間口を広げる態度を持つことで、今まで自分の中に留めていたアイディアが、人と話す中で増えていく感覚が生まれる。
特に、エネルギーが高くて、いろんなものが見えてしまう人こそが率先して間口を広げることで、組織や周りにとって、いい風穴になる。そこから共感する人が増え、自身だけではない関係性の間に、よりよいパフォーマンスが生まれることを体感していただきたいな、と思います。
・・・と、こんな感じで、これから何回かに分けて、応援の気持ちをこめて、本シリーズをお届けしていきます。
では、また次回もお楽しみに!
参考:自律型人材といっても、自分のこととは思えないあなたに
こちらの記事も参考に、確認してみてください^^
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