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これこそミステリー
*2022年1月19日初出。
最近不思議に思っていたのです。1年以上前に書いたこの記事がなぜまた人気記事に浮上してきたんだろうか、と。
https://sacfafk.exblog.jp/28257533/
久能整くんの名言『ミステリと言う勿れ』
(アガパンサス日記(ダイアリー)2020/10/09)
ここ2年、ほぼテレビを見ていない私。今年1月から、菅田将暉さん演じる久能整くんがテレビで見られることは知っていましたが、完全に見逃していました。フジの月9だったんですね。すでに2回、見逃してしまいました。残念。
これを知ったのは、「子どもアドボケイト養成講座」でお世話になった重永侑紀さんがシェアしていらした東ちづるさんのご投稿を拝見したから。東さんも元記事をシェアしていらしたのだけど、その引用部分が以前私が書いた記事の引用部分と100%かぶっていて驚きました。
その引用部分とはここ。↓
「どうしていじめられてる方が逃げなきゃならないんでしょう?」
「欧米の一部では、いじめてる方を病んでいると判断するそうです」「いじめなきゃいられないほど病んでいる。だから隔離して、カウンセリングを受けさせて、癒やすべきだと考える」
「でも日本は逆です」 「いじめられている子に逃げ場を作って、なんとかしようとする。でも逃げると学校にも行けなくなって、損ばかりすることになる。DVもそうだけど、どうして被害者側に逃げさせるんだろう?」
「病んでいたり、迷惑だったり、恥ずかしくて問題があるのは、加害者の方なのに」
はじめてこの本を読んだ時、久能整くんのあまりに真っ当な発言にしびれました。本当に刺さった。でも久能くんと同じように考えている人がいなかったわけではなくて、そんな風に考えていてもその声は小さすぎて届けたいところに届かなかった…。
そんな声を、ようやくみんなが聴かなきゃという雰囲気になってきたのがとてもうれしい。しかも整くんは、いじめた側の救われる機会にも言及していて、懲罰主義に走ったりは決してしない。
こういう人間の在りよう、それを「人権」って言うんだな、と何度読み直しても面白い『ミステリと言う勿れ』。来週からは絶対見るぞー!