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3行日記(2024/11/11)

10日に美術展でみた絵で印象的だったものをここに。

東京国立近代美術館The National Museum of Modern Art, Tokyo on Instagram: "さまざまなテーマから3点組を結成する #トリオ展 「空想の庭」を構成する華やかな3点は、いずれも植物にゆかりのある3人の画家によって描かれました🍀 草花をテキスタイルデザインに取り入れたラウル・デュフィ、画家になる前に園芸業を営んでいたアンドレ・ボーシャンに並ぶのは、かつて植物学者を志し、画家となってからも植物図譜を刊行した辻永(つじ・ひさし)です。 地面に落ちた椿の赤に、幼いヤギの毛並みの白さが映える椿と仔山羊 は、辻が自宅の山羊園で写生を行っていた頃に描かれました。東京美術学校で黒田清輝に洋画を学び、アカデミックな画風を確立していった辻ですが、椿に囲まれて戯れる山羊の様子はどこか幻想的な世界を思わせます🥀🐐 匂い立つような作品たちの共演を、会場でお楽しみください😌 ―――――――――― TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション 📍東京国立近代美術館 📅5月21日―8月25日 会場撮影:木奥惠三 左から 辻永《椿と仔山羊》1916年 東京国立近代美術館 ラウル・デュフィ《家と庭》1915年 パリ市立近代美術館 アンドレ・ボーシャン《果物棚》1950年 大阪中之島美術館 #辻永 #ラウルデュフィ #アンドレボーシャン #トリオ展 #TRIO展 #TRIOパリ東京大阪モダンアートコレクション #東京国立近代美術館 #momat #thenationalmuseumofmodernarttokyo #tokyomuseums" 492 likes, 2 comments - momat_museum on August 10, 2024: "さまざ www.instagram.com

2人とも同時期の日本の洋画家。今までは興味が海外のアーティストに向きがちだったけど、多くの日本の洋画家の作品にも目がいく展示構成で、その中で特に印象的だったのが上の2作品。これからは毛嫌いせずに日本の作品も見ていこう。

下にある言葉は藤島武二を調べているときに見つけた「美術家の言葉」というサイトにあったもの。

絵画芸術では単純化(サンプリシテ)ということは最も大事なことと信ずる。複雑なものを簡約する。如何なる複雑性をも、もつれた糸をほぐすように画家の力で単純化するということが画面構成の第一義としなければならない。[……]私も今後努めて、風景を描くにしても、人物を描くにしても一切の余贅なるものを省略し、省略して最後の描かざるべからざるもののみを描いていきたいと思う。

「足跡を辿りて」『美術新論』1930年5月

藤島 武二

アーティゾン美術館「美術家の言葉」より

私は画家ではないけれど、物の見方として素敵だなと思い、気になったのでここに残しています。

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