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共同通信から著者インタビューを受けました➀
私は新卒で新聞記者の職に就きました。実は12年半に及ぶ記者生活の中で、6年間は取材・執筆を一切やらない編集部門にいました。新聞社を35歳で退職して以降、7年ほどは書く仕事から離れていました。
なので自分の中では、執筆する仕事にそこまで思い入れがない……気がするのですが、それでもブランクがあってもメディアや執筆の仕事に戻ってきてしまい、ずっと書き続けている人と思われることが多いです。
1つ言えるのは、「好きで書き続けてきた」わけではない。むしろ「仕事だから」「生活の手段として」、責任感とプレッシャーを感じながら汗水垂らして取材し、書いてきたので、そういうプレッシャーがないものは結構後回しになってしまいます。このnoteを始めるときも、その懸念がものすごいあったのですが、はー、やっぱりちょっと日が空いてしまいました。
正月明け、中国滞在中に体調を崩しまして、日本に帰国してからも熱が下がらず、1週間ほど寝込んでいる間に(ほんと、治りが悪いことに加齢を感じる)仕事がどんどん溜まってしまい、noteどころではなくなってしまった。
連載を1回飛ばしてもらったり、各所にご迷惑かけたのですが、まだ帳尻が合わせきれておらず、ものすごい苛立っております……。
という反省はここまでにして、12月中旬に共同通信の記者さんからインタビューを受け、その記事がさまざまな新聞に掲載されていたので、そのご報告です。
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共同通信で書評を担当されている記者さんから出版社にインタビュー依頼があったのは昨年12月初め。編集者は「世界一周中だったのでお受けできないかな」と思っていたそうですが、家庭のアクシデントで私は12月に急遽日本に戻ることになったため、記者さんとお会いすることができました。
「共同通信社」ってどんな会社なのか、知っている人はそう多くないと思いますが、新聞社にとってはものすごく身近な会社で、特に新人時代の事件事故担当時代は、かなり近い環境で仕事をしています。
共同通信は、地方紙やテレビ局、あるいは出版社などに、各社が自社でカバーできない原稿を配信する、いわば「ToB」の報道機関です。特に、地方紙や業界紙がリソースを割くのが難しい海外やスポーツのニュースに強いイメージがあり、新聞記事で【共同】のクレジットを見たことがある人も多いはずです。
余談ですが、私が就活をしていた頃、報道志望の学生は共同通信とNHKをセットで受験する人が多かったです。
出版不況の時代、本は出して終わりではなく、「こういう本が世の中にありますよ」と知ってもらうために、著者も一生懸命広報活動しないといけません。本屋はどんどん減っていて、人が書籍と出会う場がただでさえ少なくなっているので、買ってもらう、読んでもらう前の「知ってもらう」壁がすごい高いのです。
なので、共同通信の全く知らない記者さんから突然インタビュー依頼をいただいて、私は鼻血が出んばかりに飛びあがりましたよ。
紹介いただけるのも嬉しかったけど、いやらしい言い方ですが、「紹介して~」とお願いしたわけでもないのに、手に取って読んでくださり、著者に会ってみようと思ってくれたことが、ほんとにほんとに、ここでは表現できないくらい嬉しかったです。
②に続きます。