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日本の「値がさ株」は投資対象になりますか?

日本株には「値がさ株」というものがあります。例えば、昔から有名な「値がさ株」として「6861キーエンス」。2023年に入ってからは、株価5万円〜6万2,000円位で推移しています。仮にこの「キーエンス」の株を、「ドルコスト平均法」で購入していったとします。

「ドルコスト平均法」では、毎月同金額を購入していきたいわけなのですが。「キーエンス」などの「値がさ株」の場合、1株単位の50,000万前後で購入できるわけではなく、売買単元が100なので、100株単位の500万前後でようやく買える株。

「ドルコスト平均法」では、株価が高い時に少ない数量を購入して、株価が安い時に沢山数量を購入したいのですが。仮に「キーエンス」を購入しようとすると。。毎月500万〜620万で購入し続けられてようやく最低購入金額。つまり、毎月数千万単位の現金で購入し続けないと、「キーエンス」の株を、「ドルコスト平均法」で購入し続けることができないわけです。

年間当たり、余裕で億単位の投資資金が必要ですね!または、コツコツ積み上げた資金を、100株だけ1回購入して、株価が上がったり、下がったりを、ずっと眺め続ける年月を過ごすことになるのです。日本の中でも、比較的優良と呼ばれる企業の株は、なぜか「値がさ株」になっていて、なかなか一般庶民には手が出せない銘柄ばかりです。

一方で、「米国株」の場合、1株単位で購入が可能です。だから、毎月10万程の株式投資資金を捻出することができれば。なんとか「ドルコスト平均法」のメリット部分を活用しながら遂行することが可能です。

仮に、毎月2、3万程の株式投資資金しか捻出することができなければ、2、3ヶ月ほど待ってから購入し続ける・・・という方法も、ベストとは言えませんが、ベター的に任務遂行することは可能になりますね。日本がどうしてこういう仕組みになっているのかは分かりませんが。無理して日本の「値がさ株」に挑戦する意味と価値は無いと思います。

ホノルルマラソンに参加した「たろう」と「ジョン」

日本から来たランナー「たろう」は、ホノルルマラソンに参加するために米国ハワイに訪れました。「たろう」のホノルルマラソンに参加する目的は、あくまでも観光を兼ねた記念です。優勝するかどうかが、目的基準ではなく、周りのランナーたちがいかなるペースで走ろうとも、あくまでもマイペースでゆっくりと走り。「完走すること」だけを目的としています。

見事走りきった後に飲むウルフギャングのステーキと、コナブルーイングのビールの組み合わせは、さぞかし美味しいことでしょう。一方で、アメリカ本土から来たランナー「ジョン」がホノルルマラソンに参加した目的は、優勝一択です。

だから、基準は自分のペースではなく、あくまでも先頭集団にどれだけ同様に優勝目指したペースで走り続けるライバルたちがいるかどうか。そして、彼らに勝てるかどうかです。「ヨーイ、ドン!」「たろう」も「ジョン」も、周りのランナーたちと一緒にスタートラインに立ち。スタートの合図が鳴ると、一斉に走り始めました。

結果的に、「たろう」も「ジョン」も、各々の目的に沿ったペースで、「ホノルルマラソン」を完走することができました。さて、あなたは「たろう」と「ジョン」のどちらが勝つと思うでしょうか?「マイペース」基準の「たろう」か?「優勝ペース」基準の「ジョン」か?滅茶苦茶簡単な例題です。答えはダントツの格差を着けて「ジョン」の勝ちですね。

「ジョン」が、本当に優勝できるかどうかは別としても、先頭集団には食い込み、記念完走の「たろう」に圧倒的な差をつけて、ゴールをしたことになります。実は、これが現時点における、日本が誇る「値がさ株」の企業と、米国企業の間にある格差をイメージ化したものです。日本の値がさ株が「たろう」。

米国企業が「ジョン」と例えて考えると、とても分かりやすいと思います。その差が埋まることは絶対になく。何度マラソン大会に出ても、「ジョン」こと米国企業が、圧倒的な差をつけて、勝ち続けてしまいます。1年、2年、5年、10年・・・その差はとんでもないことになってしまうと思います。

基準を満たせない日本の「値がさ株」

日本の「値がさ株」は、株を購入し続けるハードルが、僕たち庶民にとっては、物凄く高いにも関わらず。それを乗り越えてでも、投資をし続けるメリットがあるのか?と客観的かつクリティカルな視点で考えた場合。

何よりも、「無敗の株式大富豪」マスターヒロさん直伝の。「無敗の株式投資法」に基づく「銘柄選定の基準」に当てはめて見てみると。残念ながら、日本の「値がさ株」の中で、ただの一つも「投資対象」としての基準を満たすことができている株が、現状存在していません。

なぜなら、日本の「値がさ株」より、遥かに将来の成長が期待できる企業の株が、米国には沢山あるのです。しかも、それが1株単位から購入できると言うのですから。何をどう考えても、そういう米国株を無視して、日本の「値がさ株」に挑戦し続ける意味と価値を見出すことができません。

日本の「値がさ株」の企業で働く皆様も、僕よりも遥かに優秀な大学を卒業した頭脳明晰なエリートな方々ばかりだと思いますが。別にポンコツ自営業者の僕に勝っても意味がなくて、世界中から米国に集う天才経営者たちに勝てないと意味がありません。

だから、「世界水準の競争」となった場合。まるで「ホノルルマラソン」で、「記念に完走することだけが目的」の富裕層のおじさんたちのようにただ走っているだけに過ぎません。残念ながら今の日本に、世界の先頭集団を目指して走れる企業は、ただの一社も無いのです。

僕たち庶民の限りある資金を投資し続けるとしたら。そもそも、優勝する気もなく、記念参加してマイペースで走り続けているだけのランナーに投資をし続けるのが良いのか?優勝を目指して、走り続けているランナーに投資をし続けるのが良いのか?

「無敗の株式投資家」として、限られた期間内に、株で資金を増やし続けるためには、どちらのランナーに投資をし続けることが賢明なのか?僕がわざわざ言語化しなくても、本来これは、誰しもが簡単に理解できることでは無いでしょうか?

グローバル市場における競争力の優劣

日本は1989年に世界ナンバー1の経済大国へと昇りつめた過去があります。「Society3.0工業社会」の戦いの中で、世界中で高い評価を得て来た、製造業を中心とした、産業構造を持ち、世界最高水準の高度な技術力や品質管理能力を誇って来ました。この「ものづくり」の力は、昭和 >> 平成 >> 令和と時代を経て、重厚長大から、軽薄短小へと、もはや肉眼では見えない小さな小さな世界にまで、進化成長を遂げて行きました。

けれども、「Society4.0情報社会」へのシフト、「Society5.0超デジタル社会」へのシフトによって、世界経済の主な闘いは、もはや「ものづくり」の分野の優劣ではなく。全く別のフィールドへと完全シフトしてしまっていたのです。「ものづくり」には強かった日本人、手に取ったり、目視したりできないクラウドな分野ではめっぽう弱かった・・・。というわけですね。

作れど作れど、日本国内のことしか考えていない「スーパーガラパゴス化」へ。グローバル市場における競争力も「ものづくり」ではまだなんとか奮闘していることは、日本国内仕入れ、海外輸出販売の「ケイタ式」を通して、僕たちも日々体感していることですが。特にクラウドな分野など「ものづくり」以外の分野では、皆無と言っても過言ではありません。

一方で今日時点の米国は、国中全体で「起業家精神」に満ち溢れていて。米国は、日本と比較して、ベンチャー企業の創業数や、新規株式公開(IPO)数も桁違いに多く。今こうしている間にも、新しいビジネスモデルや技術が誕生し続けています。グローバル市場において、圧倒的に強い競争力を持ち合わせています。

米国産の商品では、「ローカライズ化」などという概念すらなくて。最初から世界言語対応で、僕たち日本人でも、最初から日本語を選択してそのままモノ・サービス・情報共に使うことができます。日本と米国の差、こういう部分だけを見ても、お話にならないほどの格差が開いているのを、こういう部分からも、実感することができます。

「株式投資」においては、別に僕たちがお仕事して働くわけではないので、国や業界、企業の選択に、わざわざ、好き嫌いや得意不得意などの概念を持ち込む必要はありません。僕たちの資金を増やすために投資をするのですから。好きで得意な企業ではなく、資金が増える企業に投資をすれば良いだけなのです。

はじめは「海外の株なんて・・・」慣れない部分もあると思いますが、増えると分かれば絶対に楽しくなりますし、理解しようと歩み寄れるようになれます。世界基準の株式投資で勝ち続けるために、まずは「北の株式投資大学」の公式LINEを通して、基礎から学んでみてはいかがでしょうか?

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