海外留学に伴うリスク~優秀だったクラスメイトに何が起こっているのか~
こんにちは
私はこれまで、海外留学に纏わるプラスの側面をメインに発信してきましたが、今回はリスクについて触れていきたいと思います。
この件について発信したいと思ったのは先日久しぶりにクラスメイトと食事をしたことがきっかけでした。幸い私を含め、全員が職に就いているため、最初の方はそれぞれの仕事の内容や愚痴などが話題の中心でしたが、それもひと段落すると他のクラスメイトの現状について知っていることを共有する時間となりました。
そして、意外にも多くのクラスメイトがその後苦戦を強いられていることを知りました。
最も驚いたのは、早々にインターンを獲得した優秀なクラスメイトの2人がインターン期間の終了後に正規雇用を勝ち取ることができず、再び就職活動を強いられているということ。
加えて、その食事会にいたうちの1人も無事インターン期間を乗り越えて正規雇用に至ったものの、現在の職務内容に不満を抱えており、同様に新しい仕事を探しているとのことでした。
更にまだ数人がどのインターンも見つかっていない状況であり、卒業すら危ぶまれていることや英語力が最も低かったクラスメイトは再テストの基準をクリアできず既に卒業できないことが決定していることを知りました。
求職中の人の中には最近結婚したばかりの人、嫁さんも小さい子供もいるにも関わらずリモートで続けていた仕事をクビにされてしまった人もいます。全員、私から見ればとても優秀なクラスメイトです。
夢を叶えるための海外留学となると聞こえは良いですが、待っている現実はとても厳しいことがわかります。
仕事を辞めて、授業料や生活費など馬鹿にならない金額を払っても英語力や巡り合わせ次第では卒業すら難しく、当然理想的な仕事に就ける保証はどこにもありません。都合よくインターンを見つけたとしても、契約が正規雇用に変わるかどうかは本人のパフォーマンスに関わらず決定されることも珍しくありません。そして、それらをすべて乗り越えて勝ち得た仕事が思い描いたものと違う可能性もあります。
現在海外留学を考えている人には、こうした負の側面も考慮の上で決断をしてほしいと思います。結局飛び込んでみないと分からないことがほとんだと思いますが、リスクがあることを承知の上でそこに飛び込むのと、何も知らないでこれらの事象に直面するのでは、心の在り方はかなり異なると思います。
私にとっても、これらの話は決して他人事ではなく、現在のインターンが契約通り3カ月で終了する可能性は十分にあります。仮にそうなった場合はあの地獄の就職活動に逆戻りです。
我ながら、働ける喜びに浸りすぎて若干浮かれ気味なここ数日でしたが、これからは一層気を引き締めて、後に後悔することがないよう日々を全力で生きていこうと思います。
今回は以上となります。それではまた。