心が潤うとき
久しぶりに専門学校時代の学友達に会った。
行くかどうか悩んでいた母校の集まりに思いきって参加したら、たまたま同級生がいた。まさかいるとは思わないのでビックリした。
その場で話して意気投合し、集まりの後に軽く飲みに行くことになった。
人数は私入れて5名。ちょうどいい人数だ。
昔話から今の話、ありとあらゆる話題に花が咲く。一番の話題は、仕事のこと。
卒業後にどのような職場に勤めどのような仕事をしているのかが、みんな共通の興味関心であった。
私も働き方や稼ぎ方を見直している最中だったので、その話題はありがたかった。
そもそも母校の集まりに参加したのも、何か働く上でのヒントがないか探しに来たようなものだったのだ。
話を聞くと、みんなそれぞれにドラマがあるし紆余曲折を経て日々を歩んでいる。みんな頑張っている。だけれど、このままでいいのかな?という悩みや不安も抱えている。
各々のそんな気持ちを聞いて、意見を交わし合って、お互いに励ましあっていると、久々に晴れやかな気持ちになれた。
同級生ということは、みんな同じ土俵なのだ。先にスタートしたものも後からスタートしたものもいない。
全く同じタイミングに改まって社会に出て、この数年スキルを磨き上げている仲間なのだ。
そして悩みの種も同じだ。同職種なのでいちいち説明しなくとも話が通じ合う。
「そうそう!」「わかる〜」「やっぱり!」「こうするのはどう?」
と言葉が飛び交う。
同じように悩み、どう改革しようか考えている人たちなのだ。
表面的な共感ではなくて、土台から理解したうえでの共感って嬉しいなぁ。
情報をやり取りし、感情を分かち合ったことで、スカスカだった心のスポンジが、水を含ませてウルウルになった。心がほんわか温かく満たされているのがわかる。
飲み会後も、「楽しかったぁ。参加してよかったな」と帰りの電車の中で会話を思い出しては余韻に浸っている。
同級生とはもう話すこともないだろうな、とドライな感覚でいたのだが、月日が流れ改めて話すと結構いや相当面白い。
おそらく「同じ職種かつ関心・悩みが共通の知人」だからだろう。
お互いにフラットな関係だからこそ、話せることともあるし。
今回は思わぬ遭遇により、楽しいひと時をすごせて非常に心が潤った。
この出来事を大切にしていこう。
また、彼らに会えるのを楽しみにしている。
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