音楽を聴かなくなった理由を振り返る
音楽を聴かなくなってどのくらい経つだろう。
もう4〜5年は経つかな?
学生時代や前の職場にいた頃は、毎日のように音楽を聴いていた。MDプレーヤーやWALKMANをピッピッといじりながら通学通勤していたものだ。
スマホが主流になってからは、みんなスマホから音楽をダウンロードして聴いていたけど、私は音楽は専用機器で聴きたかったので、WALKMANを使い続けていた。
当時どんな曲を聴いていたのか。
中学〜高校の時は、その時流行ったバンドやJPOPを。20代はそれらに加えて好きなアニメソングやゲームミュージックやVOCALOIDなども聴いていた。
聴くタイミングは通勤や通学の時。歩きながら、電車に乗りながら、好きなメロディーを脳に響かせながら移動するのが心地よい。
それなのに今は全く聴かなくなった。
最大の理由はWALKMANが壊れたからだ。
ありゃりゃ、壊れちゃった・・・。
どーしよう。
買い換えようかな。
でも今お金ないしなぁ…。
そう思ってやり過ごしている内に、音楽を聴かなくても生活に影響がないことに気がついた。
もうひとつの理由は、イヤフォンだ。
WALKMANがなくても、スマホから音楽を聞けばいいか〜と思ったが、なんとスマホにイヤフォンを差し込む穴がない。最近のイヤフォンはワイヤレスが主流だからだろう。これじゃ外出時に聴くに聴けない。
言われてみれば、あの有線イヤフォンをつけてる人を見かけなくなった。みんなワイヤレスだ。
ワイヤレスをわざわざ買ってまで外出先で音楽を聞きたいわけではない。有線イヤフォンが使えるアダプタもあるらしいが、それを買うまでではないのだ。
そんな理由から、音楽を聴かなくなった。
今になって思えば、私にとって音楽とは
「移動時間の暇つぶし」だったに過ぎない。
では、自宅で音楽を聴くのか?といわれると、自宅でもほとんど聴かない。
たまーーーに家事を頑張る時に適当にYouTubeで音楽を流すことはあるが、それだけだ。
昔はあんなに聴いていたのに実に不思議。
生活の一部、自分の一部でもあったのに。
好きな曲をずっとかけていると、元気が出てくるしひらめきも生まれる。好きなアーティストや作曲家の新曲が出れば嬉しいし、発売と同時にCDを買いに行ったっけ。
そんなことをしなくなって久しい。
まったく音楽がない生活をしているのか、ワタシは?と自問自答してみた。だって音の彩りのない日々を送っているようには感じなかったからだ。
実際に生活を振り返ってみると、ちゃんと音楽は存在していたのだ。
私が自分で歌ってたわ。鼻歌を。
いや、鼻歌どころじゃないな。
歌詞をしっかり発音してる。しかも頻繁に。
音楽は聴かなくなったけれど、その代わりに自分で歌っているなぁ〜と今更ながら気づいた。
だいたいは飼い猫に対してのオリジナルソングを歌っている。
あまりの猫の可愛さにメロディとなって言葉が出てくるのだ。
あとは同居人に対してとか、突発的に思いついた曲を歌っている。
なーんだ、音楽がまったくない生活をしていたわけではなかった。聴けないなら聴けないなりに自分がオーディオとなって曲を流していたのだ。
でもたまには、プロの作った曲を堪能したいな。
しまい込んでいたCDでも引っ張ってこようか。
音楽の秋、って言うし。
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