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心に響く大人の会話

若い頃、友人との会話といえば、楽しい出来事や新しい発見の共有が多かったように思います。

勢いもあり、何時間でも話し続けられたあの頃。

けれど、年齢を重ねた今、会話の内容は少しずつ変わり、その良さもまた深まっていることに気づきました。

生活の中の悩みや健康のこと、家族の話など、心の奥にある部分まで素直に話せています。

若い時のように表面的なことだけでなく、人生の喜びや苦しみを分かち合えるのは、同じ時間を重ね、同じような経験をしてきた友人だからこそ分かち合えるのだと感じます。

また、年齢を重ねると、自分自身の価値観がしっかりと育っていきます。

だからこそ、相手の言葉にも深みを感じ、互いの違いや共通点に心から共感できるようになるのですね。

電話越しに笑い合ったり、励まし合ったりする時間は、若い頃のような派手なエネルギーではないかもしれませんが、落ち着いた温かさがあります。

年を重ねた今だからこそ、「こんな話もできるようになったね」と思える会話の良さがあります。

どこかで会う約束をしなくても、電話一本でつながるその距離が心地よいと感じられるのも、今の自分だからこそかもしれません。

友人と電話で話していると、たとえ久しぶりに話しても、すぐにお互いの話題に溶け込んで、時が経つのも忘れてしまいます。

年齢を重ねるごとに、話の内容に共感する力も育ってきてるかと思います。

若い頃はお互い自分の話をすることが中心だった会話も、今は相手の言葉に耳を傾け、相手の気持ちを感じながらゆっくりと受け止めるようになりました。

自分だけで抱え込んでいた悩みも、友人との会話の中で自然と解けていくことも

お互いの経験や視点をシェアすることで、日常の出来事に新しい視野が広がることもあります。

この「積み重ねてきた時間」と「深く聞き合える関係」があるからこそ、電話一本でも心が軽くなる瞬間があるのではないでしょうか。

電話を切ったあと、ふと気づくと心が温かくなっていて、「また明日からがんばろう」と思えるものです。

友人との電話時間は、ちょっとした励ましと共感が詰まった、自分だけの宝物。

こうして、年齢を重ねたからこそ分かりあえる友人とのつながりを
これからも大切にしていきたいと思います。

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