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日本神話に見るビジネスのヒント

僕たちの世界は鏡の世界だ、と伝えられてきました。アマテラスオオミカミが孫のニニギノミコトに持たせたのが鏡。「これから行く世界は鏡の世界だからね」というメッセージらしいです。

これは日本神話に出てくる話です。他にも同じようなヒントとして「他人は自分を写す鏡」なんて故事もあるし、最近(といってもだいぶ前ですが)なら「鏡の法則」という本が大流行したこともありました。

こういう関連のワードとしては「潜在意識」だの「成功法則」だのというのが出てくるけど意外なところでいうとあのプラトンもそんなようなことを言ってます。

要は自分と似たようなものを引き寄せる的な話。日本にもありますよね。「弱り目にたたり目」「なきっ面に蜂」「二度あることは三度ある」なんてことわざなんかは同じような意味。類は友を呼ぶ的なことですよね。

鏡の世界と類友。これは同じようなコンセプトです。鏡の前で演技をしたらわかります。鏡の前で「何だコノヤロー」と顎をしゃくらせると猪木のものまねしている人を見ることが出来る。逆に微笑むと優しそうな人を見ることが出来る。自分が顎シャクレやほほえみを辞めると鏡の中の人も辞めるわけです。

ずーっと当たり前のことを書いているように思うかもしれません。でも、この当たり前の意味がかつての僕は今以上にわかっておりませんでした。

これって世界は自分次第で楽しくも苦しくもなる、と言っていると解釈しています。僕はこれをやっと一段深く実感することが出来ました。

二つのメッセージ

アマテラスオオミカミが鏡をもたせた話は二つのメッセージを持っていると思います。

世界は自分の働きかけによって決まる。いいものを投げかけたらいいものが返る、悪しきものを投げかけたら悪しきものが返る。世界は自分の反射であり、因果応報なのだということ。個人視点で見たらこうなっていると思います。

もう1つは「この世は逆さまになっている世界だぞ」という意味です。これは中国古代思想の大家である老子も言っていることですが、この世界は逆さまの現象が起こります。これはマクロ的な視点です。老子はこう言っています。

道徳や礼節が必要だと社会で言われ始めた時は、道徳や礼節が無いという社会になっているということである。
※意訳しています

老子

法律や細かい規則が増えた時は、社会には逆にそれを上回る犯罪やウソがはびこる社会になっている。まさにそうなっていますよね。

基礎が重要とあちこちで騒がれ始めるなら、基礎が何たるかを多くの人は把握できてない現状がある、ということです。将来の経済不安を煽られるということはそれだけ実は俯瞰してみたら裕福なのです。そこで不安を煽られ誘導される…なんてパターンはあるんじゃないかと思います。

さて、この反射と逆さま、という二つのコンセプト。これをコーチやビジネスで応用しようとすると思いがけないアイデアがでてくると思うのですが、いかがでしょうか。


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