見出し画像

年賀状からの卒業



年賀状の時期


そろそろ年賀状の期日がせまり、慌てている方もいるのでは?
私は、5年前に年賀状を書くことから卒業しました。
以前は、80枚の年賀状を毎年書いていました。
一年間の家族の写真を選び出し、自宅のプリンターで夜な夜な作業。
作業…と言っている時点で、すでに良くないですね。

書いている時は、一年に一度くらい、相手を思い出しながら一筆書こう、と気持ちを向けながら書いていました。
もちろんお正月に届く年賀状も楽しみではありました。
成長する友人の子供たちの笑顔。近況報告。懐かしい文字…

いちど考えてみよう

でも、ちょっと待てよ。
年に一度思い出す程度の相手、自分にとってどうなのかな?
今の自分がいるのは、過去に出逢った人がいるからこそ。
親族がいなければ、今の私は存在しない。
学生の頃のあの子がいたから、自分は立ち直れた。

自分のライフスタイルにおいて、大切な人はたくさんいるけど、すべての人と繋がっていなければいけないと思うことが、しんどくなってきました。

 必要な人ならば、年賀状がなくても連絡するし。

今の自分には必要でなくなったけど、昔の自分には必要だった人ならば、
心の中でしあわせを願おう。
 そう、連絡を取り合わなくなるのを恐れないで、自分が想いたい人を、勝手に想っていればいいだけのこと。一方通行でもいいじゃないか。

 年賀状という媒体は、自分には必要ないかなぁ、と感じた瞬間でした。

年賀状にピリオドをうつ方法

…かといって、いきなり年賀状を送らなくなったら、心配になるのが人情。
そこで、最後に送る予定にした年賀状に、こうコメントを添えました。

「今年で年賀状を終わりにすることにしました。でも、これからも変わらぬお付き合いをよろしくお願いします」

 どうでしょうか?相手にも失礼がなく、自分も気持ちよく卒業できました。
 送った相手にも、「こんなのいいね!私も迷っていたんだ、来年みんなに送ろうと思う!」
 そんな返事をもらったりしました。

 同じ年、いったんFacebookも閉じました。理由は、スマホをみる時間が長くなり、子供たちとの関りが減ったと感じたからです。
 どちらも、今の自分の時間や関わる人。リアルタイムを優先したいと思ったのが理由です。

年賀状を卒業後

年賀状とFacebookを同時期に辞めたため、知人から、不治の病にかかったの?なんて連絡も来ました(笑)
 もちろんそんなことはなく、何も変わらない。そう、友人との交流も、必要な人とは変わらない関係なのです。
 
 毎日の仕事関係も方はもちろんですが、今は遠く離れている地元の友人だって。
 声を聞きたくなれば、時間を合わせて無料電話をします。
もともと手紙を書くことは好きなので、年賀状の一言コメントでは終われない近況報告は、長々と手紙にしたためることもあります。

 そうやって自分流儀な付き合い方をしていけば、年賀状という形式ばったものは、必要がなくなりました。

自分でえらぶ

もちろん、年賀状を毎年書いている方は、すてきです。
直筆の文字は、受け取った側も心が伝わります。
電話や、LINEでは伝わらない、日本独自のすてきな習わしだと思います。

自分で選べばいいんですよね。

ひととのお付き合いの仕方は、千差万別。

付き合い方のひとつの考え方を書いてみました。

 

 

 




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?