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有機野菜づくりに挑戦 #1
2023年10月から学校法人博多学園の食育推進担当顧問として、同系列の二つの組織(博多東幼稚園、小中一貫志明館)において、「食育推進プロジェクト」を立ち上げ、日々取り組んでいる具体的な実践内容を定期的に配信しています。
背景と目的
現代の日本は、少子高齢化だけでなく三つの軸(「健康軸」「子どもの教育軸」「地方創生軸」)からもさまざまな問題を抱えています。
■教育問題(現代病の低年齢化=小児生活習慣病の増加、アトピー・アレルギー問題、発達障害児の激増、不登校や引きこもりの増加等)
■健康問題(全世代による現代病の長期慢性化(=がんの激増)、輸入食品及び食品添加物の増加、化学物質の多量による経皮毒等)
■農村問題(農業従事者の激減、原材料の高騰、生産年齢人口の空洞化、耕作放棄地及び空き家の増加、医療費が国家財政を圧迫等)
★好きな言葉
食は本なり、体は末なり、心はまたその末なり
食育vision
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菜園記録
昨年末から無農薬無肥料でのオーガニック野菜栽培と園給食での割合増加を実現するために、地元の米穀店から籾殻を、地元森林組合の方々から丸太や木の枝、木屑集め、炭素循環農法(菌ちゃん農法)をスタートしました!!
オーガニック菜園の管理は私、ぞの先生が中心となりさせていただいております。
『え〜こんな広い菜園を1人で管理できるの?』
ポイントを押さえれば大丈夫です。野菜の状態を見て対策を考えます(笑)
10月17日は、日中は25度を超えて、
汗だく💦になりながら、下記の作業をしました!!
・種の巻き直し(一部)
・生育観察
・害虫駆除
・草抜き
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秋冬野菜は、夏野菜程の手間はかかりませんが、本来はトンネルやネットをするところ、菌ちゃん農法では使わないため病害虫対策が肝になります。
理論的には、発酵している強い野菜には、害虫はやってこない。害虫は腐敗物を食べにやってくる。
人間にあてはめると、免疫力が低い人間は病気にかかりやすく、免疫力が高い人間は病気になりにくい。
自然界の法則には共通点がありますね。
◉秋野菜栽培の3つの方法とは?
1、種を深く植えすぎない
→覆土の深さで発芽率が低くなる
2、水をあげすぎない
→根元が腐る原因になる
3、間引きをする
→種の撒き方、品種別の最終本数に従う
プロ農家視点では、
いかに収量を高くできるか?
いかに品質を高くできるか?
この2点を実現するためには、いつ、何を、どのように行うのか?
を的確に知り、確率の高い方法で実行しなければ、命ある作物を上手く育てることはできません。
人づくりも同じところがありますよね?
今日も家庭菜園での野菜づくりに関心のあるお母さんが、子どもを連れて菜園へ遊びに来てくれました。
『秋野菜も菌ちゃん農法で栽培されたのですか?私の自宅の庭で試してみたいので、土や畝作りの方法を教えてください。12月頃に畝作り作業に参加できるのを楽しみにしています。』
このようなお声掛けをいただけることが増えてきたので、本当に嬉しいです✨
9月17日に年少さん90名、9月18日は年中さん90名が秋野菜の苗と種を植えました。70-80%は発芽し、ぐんぐん生長しています。
菌ちゃん農法を成功させる秘訣は、糸状菌が好む環境をいかに創り出すかという点になります。
乾きすぎた土、水が入りすぎた土、空気が少ない土では、糸状菌が繁殖しにくくなってしまいます。
念のため表面が乾きすぎないように、籾殻を活用して、種や苗の近くに被せてみました。
これから給食室だけでなく家庭とも連携しながら真の食育を確立し、プロジェクトメンバーの皆んなと発信していきたいと思います♪
詳しくは公式Instagramをご覧ください👇
博多東幼稚園Instagram
①収穫体験
②オクラクイズ
③植え付け体験