荒地に生命を蘇生する活動『食育菜園シリーズ』#5
2023年10月から学校法人博多学園の食育推進担当顧問として、同系列の二つの組織(博多東幼稚園、小中一貫志明館)において、「食育推進プロジェクト」を立ち上げ、日々取り組んでいる具体的な実践内容を定期的に配信しています。
背景と目的
現代の日本は、少子高齢化だけでなく三つの軸(「健康軸」「子どもの教育軸」「地方創生軸」)からもさまざまな問題を抱えています。
■教育問題(現代病の低年齢化=小児生活習慣病の増加、アトピー・アレルギー問題、発達障害児の激増、不登校や引きこもりの増加等)
■健康問題(全世代による現代病の長期慢性化(=がんの激増)、輸入食品及び食品添加物の増加、化学物質の多量による経皮毒等)
■農村問題(農業従事者の激減、原材料の高騰、生産年齢人口の空洞化、耕作放棄地及び空き家の増加、医療費が国家財政を圧迫等)
★好きな言葉
食は本なり、体は末なり、心はまたその末なり
食育vision
菜園記録
昨年末から無農薬無肥料でのオーガニック野菜栽培と園給食での割合増加を実現するために、地元の米穀店から籾殻を、地元森林組合の方々から丸太や木の枝、木屑集め、菌ちゃん農法をスタートしました!!
オーガニック菜園の管理は私、ぞの先生が中心となりさせていただいております。
『え〜1人で管理できるの?』
ポイントを押さえれば大丈夫です(笑)
汗だく💦になりながら、、、
何とか夏を乗り切りました!!
2023年12月に菌ちゃん先生をお呼びし、職員研修を組ませていただきました。
長さ5メートル×畝幅100cm×高さ45cmの高畝作りに挑戦。畑面積は、40M×20Mの約800平米。約10a弱になります。
私が畑作業をしていると、毎日、年少から年長児までが野菜や虫に興味を持って、お母さんの手を引いて菜園へ遊びに来てくれます。
先日は、若いお母さんがダッシュ💨で私のところに来られて開口一番に!?
『ここの畑の野菜は、すべて菌ちゃん農法で栽培されたのですか?真砂土で荒れ地だったこの場所で、沢山お野菜が育って素晴らしいですね!私の自宅の庭で試してみたいので、土や畝作りの方法を教えてもらえませんか?』と言われました。
最近、このようなお声掛けをいただけることが増えてきたので、本当に嬉しいです✨
9月17日は年少さん90名、9月18日は年中さん90名が秋野菜の苗と種を植えます。
そのために、夏野菜の株120本を撤去し、秋野菜を植えるための準備に着手しています。
菌ちゃん農法を成功させる秘訣は、糸状菌が好む環境をいかに創り出すかという点になります。
乾きすぎた土、水が入りすぎた土、空気が少ない土では、糸状菌が繁殖しにくくなってしまいます。
念のため表面が乾きすぎないように、抜いた雑草を草マルチにして、種を植える場所に被せてみました。
これから給食室だけでなく家庭とも連携しながら真の食育を確立し、プロジェクトメンバーの皆んなと発信していきたいと思います♪
詳しくは公式Instagramをご覧ください👇
博多東幼稚園Instagram
①収穫体験
②オクラクイズ
③植え付け体験
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