【ラノベレビュー 3】 『義妹生活』
こんにちは、Kanonです。今回は…
三河ごーすと先生の『義妹生活』の感想記事です。
あらすじ
こんな人におすすめ
妹モノが好きな人にはクリティカルヒット!
実妹がいる人も嫌悪感なく楽しめます
あくまで義妹ができた主人公の日常を描いており、日常モノが好きな人
さらりと読書を楽しみたい人
感想
妹モノのラブ(?)コメなんだけど…
よくある妹モノのラブコメは、「お兄ちゃん大好き~♡」系の現実世界ではありえない…
実妹がいる人間からすると(私にも実妹がいるのですが)吐き気がするような作品もあったりしますが、この作品は全く嫌悪感なく楽しむことができます。
他人から家族になった沙季と悠太がロジカルに距離を縮めていく姿が、するすると喉を通っていきます。
何も考えずに読書に没入できるという不思議な魅力のある作品です。
今巻のテーマは「高額バイト探し」
沙季は女手ひとつで自分を育ててくれた母親が、「女だから」というだけで偏見にさらされ、苦労する姿を見てきました。
なので、「自分の力で生きていきたい」と思うようになります。
そんな目標があって、沙季は高校生の内から大学進学のための費用を自分で稼ごうと考えてはいるものの、勉強と両立するためにはなるべく短時間の労働でリターンの大きいバイトを探したい、となります。
共同生活が始まったことで、沙季が家事を担当する代わりに悠太が高額バイトを探す、というギブアンドテイクの関係から物語が展開していきます。
普段はドライな沙季。しかし…
なかなか高額バイトが見つからないことに痺れを切らした沙季は、悠太に自らの体を売ることで代価を得ようという突拍子のない行動に出ます。
ここはラノベ主人公らしく理性を総動員して劣情を抑え込む悠太。
そして説教ではなく、優しく諭すようにして沙季の矛を収めます。
この辺りのエピソードも感情任せに生きているふたりではなく、理屈で生きているふたりだからこそ成立する展開だと思いました。
総評
今後の流れは、「妹のお願いと言えないほどのお願い」を叶えようとする兄として物語が展開していく予感。
あくまで沙季を妹として見ている悠太ですが、沙季は異性として悠太を見ている節があるような…?
本当にこの作品は終始、義妹と義兄の関係で終わっていくのか…?
見どころが尽きず、次巻も楽しみです!
以上、『義妹生活』 感想 ネタバレ レビュー でした!
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