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【ラノベレビュー 22】 『世界で一番『可愛い』雨宮さん、二番目は俺。』

こんにちは、Kanonです。今回は…

編乃肌先生の『世界で一番『可愛い』雨宮さん、二番目は俺。』の感想記事です。

あらすじ

世界一可愛い美少女モデル・hikariの正体は男子高校生!?
その秘密がクラスメイトの雨宮さんにバレたとき――恋が始まる。

『世界で一番『可愛い』雨宮さん、二番目は俺。』 編乃肌 GCN文庫
2023年2月20日 発行 より引用

とかなり公式のあらすじはかなり短いので補足を…

クラスメイトの雨宮さんはとても地味で、日直の雑用や掃除当番を押し付けられちゃうような気弱な女の子です。

そんな彼女を見かねていた主人公はこっそりと彼女に押し付けられた雑用を手伝うようにしていました。

主人公の正体は世界一可愛いモデル・hikariであり、それゆえに「自分より可愛い女の子でないと好きになれない」という悩みを持っています。

そんなある日、雨宮さんが"主人公が雑用を手伝ってくれていることに気づいてる"ことを目撃した主人公は、雨宮さんのことが世界一可愛いと思い始めるのでした。

この時点ではまだ恋に無自覚ですが、そこから雨宮さんとの交流が始まる…というのが今巻のあらすじです。

こんな人におすすめ

  • シンデレラストーリーが好きな人

  • 無自覚系主人公が好きな人

  • 恋に不慣れな高校生が徐々に距離を埋めていくストーリーが好きな人

  • 両片思いが好きな人

感想

全体的に一文が短い

読み始めて一番に抱いた感想がこれでした。

例えば『やはり俺の青春ラブコメは間違っている』の渡先生の一文は結構長いです。

作品自体が『なろう』発ということもあって、ネット向けに書かれている文章なのも影響していると思います。

ただ一文が短いおかげでとても読みやすいです。
物語のテンポもいいので2時間弱で一冊読み切ることができました。

おもしろくなっていくのはまだ先の予感

この巻ではまだ主人公がどんなやつで、雨宮さんがどんな子なのか?というところが語られたくらいです。

雨宮さんが恋心を自覚し、主人公は雨宮さんに好意を抱いているもののそれを恋だと自覚していない状態。

要するに二人の距離は友達以上ではあるものの、恋愛関係としての距離はまだまだスタート時点です。

ここからイベントが起こることによって距離が縮まるわけで。

どんなイベントが起こっていくのか?
どんなふうに距離が縮まっていくのか?

それを読むためには2巻が出るようにみんなで布教しましょう。あるいは『なろう』で読みましょう(笑)

総評

読みやすい。この一言に尽きます。

GCN文庫さんは『じたこよ』といい少し変化球の効いた作品を見つけるのが上手な印象があります。

あとはイラストレーターさんのチョイスが上手いですね…

この作品は特にシンデレラ系であり女装系でもあるので、イラストレーターさんの力を使うことによってさらに作品の魅力を引き立てられると思いました。


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