東京にもう飽きてしまった
人生に飽きた。毎週末同じことの再生産。
ずっとずっと、誰かが作ったコンテンツを消費する側。
身の丈の範囲で、東京で楽しみたいことは大体やった。行きたい店は行った。欲しいものは買った。食べたい物は味わった。新しい場所も訪れた。でも刺激が足りない。「確かめる」作業に終わって、充足感がない。東京で新しい何かが生まれ、気になるたびに追いかけるけれど、結局消耗するだけ。自分には何も残らない。
仕事は順調。できて当たり前。相応の努力もする。でも一個人では世の中になにも残していない。誰かが汗水流して創ったものに喜怒哀楽しているだけ。自分の中には何も積み上がっていない。あるのは焦燥感と虚しさ。仕事を抜いたら何者でもない。好きなものは沢山挙げられても、どれも消耗する側でしかない。
不幸ではない。心身ともに健康。愛する人もいる。親しい友人もいる。食うにも寝るにも住むにも困ってはいない。消費活動だって楽しい。
ただ生きている手応えがない。
刹那的な新規情報依存から脱したい。継続的、建設的なテーマを持ちたい。不毛な消費路線から離れ、自分だけの道をゆっくり歩み出したい。移り世に左右されぬ好奇心あふれる探究をしたい。自分の人生、何かを残してから死にたい。
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